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152-二人 [岩崎雄太-16]

結衣が岩崎ファミリーに参加してからの事は多くの人がテレビ番組を通して知っている。
ある日の女子会。

「不思議よね、結衣さんの告白はドラマチックだったけど後はカップルが自然に歩む道のりを普通に描いているだけとも言えるでしょ、それなのにドキドキしながら見守って来たというか、番組を見てると一瞬一瞬を素敵に演じているのか、素なのか分からなくて、番組の感想でも、とても身近な人に感じられるって。」
「譲治兄さまに憧れてるのは私達だけじゃないのよね、多くの人がつい見たくなる素敵なカップル、紗友里姉さんでさえ応援するって…。」
「その健気な姿に紗友里さんのファンも増えてるそうなのよ…、譲治兄さまも罪なお人だわ。」
「でも、結果的には良かったのでしょうね、姉妹の誰かではなく、私達も憧れる大女優との組み合わせだから…、二人がどうやって出会い、愛を育んで来たのかみんな知ってる訳だし。」
「ふふ、週刊誌もネタにしづらいでしょうね、これだけ公表してる芸能人いなかったでしょ。」
「それでも浮気現場とか狙ってる人が居るそうよ。」
「うわっ、お兄さまとの写真撮られたらどうしよう。」
「そんな妄想ばかりしてると彼氏出来ないわよ。」
「あなたは良いわよね、里美姉さんの後輩と仲良くなって、今後はどうなりそうなの?」
「微妙なのよね~、彼は学生でしょ、ここでの仕事は実習の一環だから、このまま上手く行っても遠距離になりかねなくて。」
「その辺りは里美姉さんと相談すれば何とかなるかもよ、でも結局は別れましたとなると悲しすぎるわね。」
「その点、譲治兄さま達は見ていて安心感が有ると思わない?」
「そうよね、無理をしてないし互いに相手を信頼している…、私達に対しても。」
「私達の不幸は譲治兄さまに出会ってしまった事かもね、お兄さまを越える様な男性に出会えるとは思えないから大きく妥協、だって私達、結衣さんほどの魅力はないもの。」
「そうよね、結衣さんは他の分野に進んでいても成功する人だと思う、能力を演技に向けたから今の結衣さんだけど。」
「記憶力だけじゃないのよね、でも二人とも高卒扱い?」
「本当に実力の有る人にとって学歴なんて関係ないと思うな。」
「そうよね、岩崎ファミリーの若手は里美姉さん以外は高卒ばかりだけど、それぞれの力を発揮して実績に繋げてきた、誰かさん以外は真面目な人ばかりで力を合わせて来たものね。」
「その誰かさんって?」
「あなた仕事中にお昼寝を試みてなかった?」
「だって~。」
「岩崎ファミリーの評判は落とさないでね、まあしっかり撮影されてたから、編集されてドラマの一部になるかもよ。」
「そんなぁ~、私のイメージが~。」
「どんな人か全国に知れ渡るかも。」
「え~、嫌だ~。」
「良いじゃない、エキストラとしてでも、憧れの譲治兄さま、結衣さんと共演出来るのだから。」
「そっか、ラッキー。」
「はぁ~、能天気過ぎる…。」
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