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133-生放送 [岩崎雄太-14]

週刊誌騒ぎの翌週、普段は録画で登場している番組に里美と譲治が生出演となった。
ひとしきり近況についてのやりとりが有った後、週刊誌のネタとなり、譲治のファンクラブ向けコメントも流されて…。

「里美さん、私達は岩崎ファミリーをずっと追っていますから、これを書いた記者のいい加減さは充分過ぎる程分かりますけど、それを知らない人が読んだら随分勘違いされそうな記事ですよね。」
「そこなんですよ、そろそろ気付いて御免なさいって言って来るかと待っているのですが、未だに謝って来ないのです。」
「このまま泣き寝入りという事では有りませんよね。」
「お書きになられた記者の方や編集の方の意図が分からなくて、問題を抱えている出版社なのかと、譲治とも話しているのですが、もう私達ではどうしようも有りません。」
「と、言いますと。」
「私どものスポンサー企業中心に、この出版社から全面撤退の方向で動き始めていまして、まず雑誌広告はすべてキャンセル、この出版社と何らかの繋がりの有った部署は全面的に関係を断つそうです、他には攻撃的キャンペーンを展開する案も出ています。」
「全面戦争ですか、お父上の御指示で?」
「父は、そんな指示を出す様なお人では有りません、多くの方に尊敬されています。
その子ども達が中心となり真面目にやってる活動に対して、誹謗中傷する記事を掲載した出版社に怒りしか無いと話される方が多くて。」
「番組でも、これまでの功績を、改めて紹介させて頂こうと考えています。」
「有難う御座います、何なら第三者の方、記事を掲載した出版社指定の方にも参加して頂いて経理を検証して頂いても構いません。」
「口止めされてるおねだり企画も公表して良いですよね、譲治兄さん。」
「それはだめですよ、吉沢さん、今の発言は編集でカットして下さいね。」
「残念ながら今日は生放送です、そのおねだり企画って何ですか、隠さないとまずいような事なのですか?」
「いえ、こっそりやってるから楽しい事なので…。」
「もう駄目です、諦めて説明なさって下さい。」
「人に話す様な事では無いのですが…、養護施設で暮らしていると欲しい物が有っても我慢する事が多いのです、玩具を頂いても特に欲しい物では無かったという事もあります。
それで三つの施設の子には特別に…、大きく報じられてしまうと、全国に同じ様な境遇の子が少なからずいて寂しい思いをさせかねなくて…、私達の給料では全然足りません…。」
「まずはバラしてしまった吉沢アナの給料を全部をつぎ込むという事でどうでしょう?」
「足りますかね…。」
「あ~、頑張ります…。」
「ふふ、譲治、あまりいじめちゃだめでしょ。」
「姉さん、予定外のフライング発言ですよ、吉沢さん生放送って怖いですね。」
「はい…、事情を良く考えずに話してしまいました、御免なさい。」
「おねだり企画の全国展開は、もう少し時間を掛けるつもりだったのです、施設の職員にとっても負担になりかねませんから、でも局として応援して頂ければ、吉沢さんが生活に困らなくて済みます、後で相談しましょう。」
「お願いします。」
「先ほどもお話しさせて頂いた通り、施設で暮らす子は、欲しい物を気楽におねだり出来る環境に有りません。
そんな経験して来た私達は、三つの施設の子の兄や姉として、おねだりを聞いてあげる事にしました。
どの施設でも我々の仲間が働いていまして、子ども達の声を聞いて相談してくれています。
比較的安価な物に関しては各現場の裁量に任せています、若干高価なおねだりに関してはこちらに振って貰う事も有りまして、兄や姉として対応しています。
兄弟のいないメンバー、兄弟がいるのかどうかも分からないメンバーが多いですが、メールや手紙でやりとりしながら、すぐ買って上げたり、ちょっとじらしてみたり、条件を付けて買って上げるという事をしています。
我々ツアーメンバーは運営が用意したホテルで寝泊りし食事の心配はなく、服は宣伝も兼ねて支給されたFamily IWASAKIブランドを着る事が基本になってます、そんな背景も有って給料の半分以上を使って、おねだりに応えている者もいます。
ただ原則誰が誰に上げたか分からない様にしてます、特定の子に好かれたくてプレゼントというのは問題になりかねませんから。
でも、みんな楽しんでいましてね、想いはそれぞれだと思いますが。」
「そうなんですよ~、私は施設への取材で知ったのです、その後で岩崎ファミリーの皆さんの気持ちも聞かせて頂いて、皆さん素敵な方ばかりなのにあんなひどい記事が出て来るなんて…、私はもうあの出版社の本は絶対買いません。」
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