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129-演出 [岩崎雄太-13]

譲治は里美にCM関連の説明に対するみんなの反応を報告した。

「ふふ、みんな戸惑いつつもという事なのね、紗友里の性格考えるとマジで譲治の事が好きなんじゃないの? ちょっと無理してでも美沙と張り合う気になって。」
「それを言われると結構きついんですよ、美沙や他の子達も平気でしがみついて来たりするし、みんな可愛くて、でも設定上も立場上も今は特定の子を選べませんから。」
「高校生の頃もモテたのでしょ。」
「まあ、それなりに、でもあの頃は相手の気持ちとか考える必要も無かったですから。
今は問題を先送りしつつ、落としどころを考えている最中です。
里美姉さんの方はどうなんです、仕事に情熱を傾けて男に媚びは売らないという設定でも、俺達程設定に縛られる必要は有りませんよ。」
「そうね、今はお父さま以上の人に出会えていないかな、なんて考えてたら一生独身になってしまうのかしら。」
「はは、有り得ますね。」
「で、譲治の本命は?」
「ダメですよ、最重要機密に属する事ですから里美姉さんでも話せません。」
「想像にお任せ路線か…、確かにそれも悪くないわね、上手にやるのよ。」
「はい。」
「アイドルとしてはどうなの?」
「そうですね、自分をアイドル路線に乗せる事は思ってた以上に簡単でした、まあ女の子達が演出に協力してくれた事が大きいですが。」
「演出の成果なのね。」
「ええ、アイドルとか俳優やってる男性でも、男の目から見ても凄く恰好良いと思う人は多くないですよ、どこにでもいる様な人がアイドルのレッテルだけでモテていると思いませんか?
要は演出なので、モデル系メンバーをもう少し充実させ、その中からお客さんの反応を見ながら育てて行こうかと考えています、人数が増えればそれだけ自分好みを見つけ易くなりますから。」
「岩崎ファミリーを充実させて行くのね。」
「はい、表向きは正平のファンクラブとして発足させたのが、面白い事になってますから。」
「そうね、岩崎ファミリーの一員になりたい人増加中、譲治の目論見は当たっているわね。」
「正平だけが頼り、という訳には行きませんから。
それと自分達の様な境遇でも芸能活動が出来るという夢を、みんなに見させたいと思っています。」
「ここまで譲治が引っ張ってくれたお陰で、そんな弟や妹を増やせそうよ。」
「あっ、CMに、お父さまやお母さまが出演というのは難しいですか? 家族写真の形ぐらいでも出演して頂けたらと思っているのですが。」
「そうね、CMによっては…、出演交渉は私に任せなさい。」
「ではこちらで作る台本は出演も有りというつもりでも書いてみます、普段は遠くで想いを馳せるという形をメインに考えていますが。」
「今まで受け取った分は、各会社の担当者にも見て頂いて概ね好評よ。
スケジュール的には名古屋で撮影かな、撮影に向けて練習時間は確保できてるのよね、あっ、練習風景の映像も残しておいてね。」
「はい。」
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