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56-政治 [岩崎雄太-06]

谷川達の活動を支えたのは…。

地域の活性化を目指している廃村復活サポートチームは、廃村再生をメインに始まったテレビ番組の関連で組織されたものだ。
岐阜チームはリーダー役を引き受けた地元出身若手俳優の真面目な人柄も有ってか、呼びかけに応じたボランティアは真剣に廃村再生を考える人達が多い。
その中でも核となったメインスタッフ達は地元に対する思いが特に強かった。
村にイベント広場が完成し店の売り上げが伸び始めた頃には、周辺の植林地も株式会社岩崎、三つ目の林業チームの力で綺麗になっている。
美しく蘇りつつある村で、イベント収入と店の売り上げを生かし更なる展開を考えていた頃、メインスタッフの一人が。

「この勢いを町にも広げたいわね。」
「そうだな、観光客は少なくないが他の産業が弱いからな。」
「岩崎学園大学の話は聞いたか?」
「実習として企業の経営を見直しているのよね、熱心に取り組んでいるそうだし、頭の良い人が多いと聞いてるわ。」
「岩崎さんは学生が中心になって地方都市一つ再生出来たらと考えています、なんて番組で話してなかった?」
「手ごたえを感じておられるのだろうな。」
「だとしたら俺達は、廃村復活をきっかけに面積ばかり広いこの市をもっと住みたくなる町にと動いて来た訳だが…、う~ん、サポートメンバーも随分増えた今、もっと何か出来ないかな。」
「経済を学生が考えてくれるなら、私達は政治という事になるのかしら。」
「市政の問題は、今までも話題に挙がって…、問題点を仲間内で指摘して来たが、それだけでは何も変わらないわな。」
「でも、私達が政治活動を考えるとなると、メンバーからの反発も有るでしょうね。」
「別で政治団体を作って、そこを応援する形にすれば良いと思う、チームリーダーが応援してくれるだけの人物が居れば、市長だって仲間内から出せる、いっそリーダーには俳優を辞めて貰って市長にとか。」
「彼は多才だからな、でも俳優業を続けて欲しいよ、彼のお陰で観光客が増えてる訳だから。」
「政治団体のトップ、市長候補が思い浮かばないのが問題ね。」
「下地だけでも作れないかしら、市長は難しくても市会議員からスタートなら、加藤さんを当選させるくらいは出来ると思うわ。」
「えっ、市政の分析はして来たけど、俺はそんな器じゃないぞ。」
「加藤一人に背負わせるのではなく、どうかな、俺達全員で一議席を確保して、一人分の仕事を分担してこなす、正式な議員は俺達の顔として、知的美人、秋山さんにお願いするのも有りじゃないか、ファンも増えてるそうだし。」
「う~ん、そう来たか…、私はあくまでも表向きの議員、実態は協力してくれる人の集合体が一人の議員の役割を担うという事なのね。」
「それなら、そのまま市長だって狙えないかな、秋山さんには政治経験がない、俺達だって似た様なものだ、でもみんなで分担して協力出来たら、自分の仕事やサポートチームの仕事をしながらでは余裕がないかもだけど、頑張れば何とかならないかな。」
「サポートチームの方は若手に引き継ぐべき時じゃないか、何時迄も俺達が頑張っていては次が育たないだろ、サブで動いて貰ってる連中にもっと任せた方が良いと思う。」
「そうだな、来週岩崎さんがみえた時に相談してみるよ、大学で政治関係の講座とか開いて貰えれば、違った仲間も作れるかもしれないだろ。」
「ただ、法的な問題も有るから、しばらくはみんなで学習だな、公職選挙法を把握しきれずに退場した人もいるから。」
「私達の町が良くなるのなら、私は頑張るわよ。」
「やるしかない、というより挑戦してみたいな、みんなでやるのなら私利私欲の政治家に勝てると思う。」
「じゃあ俺の方で具体的なスケジュールを立ててみるよ。」
「私は、市政の問題点を整理してみるわ。」
「俺は、現役市会議員が親の知り合いにいるからコンタクトをとってみる、もちろん俺達の考えは内緒にしてだがね。」
「各自が動いてみて、次回持ち寄るという事で良いのかな。」
「途中経過を加藤に報告で良いか?」
「ああ、問題が有ったらメールで全員に知らせるから、早めに報告して欲しい、今までの活動とは違うから、小さい事でも頼むな。」
「そうね、始める前に変な誤解を受ける可能性も否定できないわ、加藤さん、私も気を付けるわね。」
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