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45-都会 [岩崎雄太-05]

大都会のとある居酒屋。

「実は黙っていたが転職が決まりそうなんだ。」
「えっ? どこへ?」
「実家の有る和歌山だ、岩崎雄太関連の会社が事業再編成の過程で移転、それに伴って社員募集していたのに応募したのさ。」
「そうか、でも何にもない地方都市なんだろ?」
「まあ、そう思っていたのだが、今の生活を見直したらな、仕事して飲みに行って、休みの日はDVD
とか見て時間を潰して、別に満員電車に耐えてまでここで暮らす意味が有るのかってさ。
地元には友人もいる、さほど不便でもない、仕事が無かったらさすがに厳しいが、今注目を集めている企業グループの一つで給料などの条件も悪くない、単純に支出が減るから使える金が増える。
知り合いに聞いたら、報道されてる以上に改革が進んでいて働きやすいそうだ。」
「それなら他の大手企業が後を追わないのはどうしてなんだろう?」
「役員報酬の差じゃないのか、他の企業だったら役員報酬だけで何十億とかになるところを極端に低く抑えている。
その金が企業改革に回ってるから出来た事なんだ。」
「しかし、優秀な役員はやめていかないか?」
「優秀な社員に昇進のチャンスが増える、役員は転職を勧められているそうで、ヘッドハンティング大歓迎だそうだ。」
「へー大胆だな。」
「岩崎雄太の大胆さが、グループ企業全体に広がって人気がどんどん上がっているのさ。
でね、ヘッドハンティングで優秀な役員を引き抜いたつもりの会社は、雇ってみたら大した事なくて、結局、会社の役員が優秀なのではなく、岩崎雄太の力がずば抜けている事に気付かされるという事なんだ。」
「じゃあ無能な高給取りを他社にさりげなく押し付けている訳か。」
「そんな所だろうな、岩崎雄太自身の報酬も低く設定されている、彼の業績をアメリカの企業と比較して計算すると数十億の報酬でもおかしくないとの試算も出ている、そんな彼の報酬は二千万程度だそうだ。
株の配当がかなり入ってるが、それも次への投資へ回しているそうで、地方の活性化に貢献している。
役員の為の会社ではなく社員と顧客の為の会社だと言い切っている、若殿様は嘘偽りの無い名君なのさ。」
「う~ん、俺も転職考えようかな。」
「大都市の会社は規模を縮小、再編して地方へ、そして拡大と考えているから今がチャンス、地方で暮らせたらの話だがな。」
「地元じゃ就職先が少なくてここへ出てきたが、別に人混みが好きという訳でもない、出て来たばかりの頃は楽しくも有ったが住み続けたいかというと考えてしまう。」
「田舎暮らしという選択肢も有るぞ、岩崎村ではプログラマー兼ちょっと農業という募集が出てた。」
「ああ、一度真面目に考えてみるよ。」
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