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28-宿泊 [岩崎雄太-03]

山でのスポーツとして色々な案が出た。
その中でモトクロスを優先したのは猿対策も考えての事。
他にもマウンテンバイク向けのコースやクロスカントリーのコース、森林浴向けのコースなども順次整備の予定、それぞれが交差する事なく独立した形を計画している。
それぞれの利用客を増やすのは簡単ではないだろうが、施設が有れば宿泊客が期待できる。

「雄太、モトクロスのお客さんはどうだった?」
「コースは気に入って頂けた様だ、もっとも今回来て下さってる方々の要望に沿って整備したのだから当たり前だな、コテージの方も予算に合わせて色々なサービス体制を組んである事が喜ばれた、テント持参で三食自炊という形から、コテージで三食付きまで選べるというのは正解だそうだ。
視察を兼ねて宿泊して下さる方々にも気に入って頂けてる様だからね。」
「コテージの稼働率がこんなに高くなるとは思ってなかったわ、最新型の農機具や林業機械を導入した事が大きな効果をもたらすとはね。」
「ああ、自治体の視察は多少意識していたが、農機具メーカーが大きく協力してくれたのは大きい、彼等にとっては新しい農業をPRする良いチャンスなのだろう、新しい村へ視察、見学、体験という形で人の流れ作ってくれている、農村のイメージを一新した事が思わぬ形でプラスになった、でもこれがずっと続くとは考えない方が良いだろうね。」
「ええ、でも今の勢いなら、宿泊客が減ったら社宅への転用も有りでしょ。」
「それでも宿泊客があれば職種のバリエーションが増やせる、社員の子ども達が将来ここで仕事を見つける場は多いに越した事はないよ。」
「そうね、農業や林業をやりたくない子にも村での可能性を…、あっ、コテージ一つを専門家集団の岩崎村支社にする話は順調に進んでいるそうよ、交代でここでの生活を体験する方向で。」
「それは良いな、うちの連中は独身者が多いから良いきっかけになるかもしれない、在宅で働いてる人も何人かいるぐらいだから仕事に関して大した問題もないだろう。」
「趣味や遊びが都会志向な人以外には、ここでの生活も、もうかなりハードルが下がってると思うわね。」
「後は病院か…、どの程度人口を増やせば病院として採算がとれるのか…、老人向けの施設と併用してか、お医者さんが住みたくなる環境を作れそうにないと考えていたが、この状況ならもう一度考え直してみようか?」
「そうね、学校のスタートに合わせて…、せめて小さな診療所ぐらいは必要じゃないかしら。」
「人脈がな~。」
「学生達とも相談してみようか。」
「そうだな、専門家との繋ぎを随分してくれたおかげで大学関係者が大勢係わってくれた。」
「明日にでも相談してみるわ。」
「ああ、頼むよ。」
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