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102-リレー [キング-11]

第一回のゲーム大会。

「五十四チームもエントリーしてくれたのね。」
「はは、でも上位を目指してるのはその内二十チームぐらいじゃないのか。」
「お祭り気分で良いのよ、参加する事に意義が有るって。」
「今日の演出は昇が中心なんでしょ、どう、うちの次男は?」
「良いと思うよ、コース全般に音楽を流したり屋台も配置して盛り上げている。」
「スタート地点には巴か、あの子は居るだけで周りが勝手に盛り上がって…、今日もそうだな。」
「将来は都市の中心になるとはいえ、随分道幅を広くしたものだ、横一線でのスタートが見ものだぞ。」
「スタートだ。」

一人四キロはペース配分も難しい、チーム四人の力に差も有る。
上位は抜きつ抜かれつの展開となり皆が楽しめた様だ。
何といっても、走り終えた者達を香、巴、昇、誠、といった城の子達が出迎えた事が大きかった。
勝敗に係わらず走り終えた者達は嬉しそうだった。
結果発表の後、恋愛や結婚に関する布告と説明、そして尊と望、翔と愛の婚約を発表した。
その夜、城の大人達。

「反応は様々ね、国民の間でも四人を恋愛対象と考えていた子は落ち込み気味、元々城の子より自然に恋愛感情を持ってたみたいね。
他は、王子さまと王女さまの夢の様な結婚と捉えて喜んでる子、結婚について親に尋ねている子もいたわ。」
「告白を検討し始めた子もいるだろうな。」
「でしょうね、昔は無かった様な告白の形を作ってあげようかしら。」
「例えば?」
「相手を中央広場のゲート前に呼び出すのが告白の意思表示、そうしておけば呼び出された側にも考える時間が出来るでしょう。
そこにはもちろんカメラが隠されているから、誰が誰に告白したか分かる訳か。」
「大人世代と違って恋愛に関する情報が少ないから、フォローする必要が有るかもしれないでしょ。」
「自然にカップルが増えてくれると良いわね、私達の頃は経済的な問題も有って歪んでいなかったかしら、未婚率の高さとか。」
「この大地を前に未婚率が高くなったら大問題だな、まあ昔は過密状態だった事も未婚率を上げる要因だった気がするが。」
「種として次の世代に託して行く、類として進化して来たのが人間だからな、次の世代へバトンを渡せなかったら寂しいものだよ。」
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