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100-恋愛 [キング-10]

城の大人達は尊達の成長を一様に喜んだ。

「恋愛について情報を与えて来なかったのは間違いだったわ、あの子達にはお手本がいないからね。」
「良い機会だから、恋愛から結婚までのルールを決めてしまおうか。」
「告白する所からか?」
「特別に好きな人が出来たら、好きですとその人に告白しましょう。」
「年齢制限は?」
「十六歳ぐらいかな?」
「それまででも好きな子に好きと言いたくなるでしょ?」
「正式な告白は二人が十六歳を過ぎてから、それまでも男女仲良くして良いけど相手の良い所悪い所を知る事。」
「告白されたら?」
「告白された時、自分も相手の事が好きだったら、はい、と答えて付き合い始める、嫌いだったら、御免なさい、相手の事が良く分からなかったら、友達から始めましょうと答えて相手の事を知る、それで好きになったら、好きになりましたと告白して付き合う、好きになれなかったら、御免なさい。」
「まあ、そんなとこかな、付き合いに関しては?」
「お互いが好きとなったら、親に誰と付き合うか話す、この時親が反対できるのは相手が結婚してる時…、既婚者への告白も既婚者からの告白も禁止にしないとだめよね。」
「そう言えば、浮気の話も離婚の話も今までなかったな。」
「環境が変わるから、これからは分からないわよ。」
「その辺りはほかっておこう。」
「デートを重ねてお互いを知り、この相手となら子を持ちたいと思ったら結婚を考える。
この人とは無理だと思ったら御免なさい。」
「御免なさいがスムーズに行かない時は、親か友達と相談する。」
「翔と相談して子ども向けの恋愛ドラマを作って貰うか?」
「ああ、尊達の事を知れば、愛と付き合い始めるだろうからな。」
「婚約から結婚の辺りは民族によって違わないか?」
「あまり堅苦しいのは必要ないと思うが。」
「私達の結婚式はこの八人だったわね。」
「娘達が結婚を考えるまでに成長したんだな…。」
「感慨に浸る前に尊達の為に流れを作ってあげないと。」
「こういった事は三之助より麗子に任せた方が良いだろうな。」
「そうね、一組目の流れを見せれば、次からはそれに倣うでしょう、城の王子と王女の結婚という演出も麗子にお願いしたいわ。」
「派手過ぎず、地味過ぎずという感じでやってみるかな、まずは二人に色々教えてあげないとね。」

一番近い年長者が親世代という子ども達が恋愛に関して戸惑ったのは当たり前だ。
十七歳で結婚という事に誰も反対しなかったのは、広い大地を目にしたからだと思う。
早すぎる妊娠は母体に悪影響を与えるという事だけは国民に徹底したい。
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