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68-ブラックコロニー [キング-07]

しばらくして三郎が部屋へ。

「キング、向こうに入った時から違和感が有ったんだ、複数の人種が共存している中で、特定の人種だけ若いという事にね、でも罰を受けてないのだからまじめ平和的な人達だろうと思っていた。
ところが三之助の端末を通して向こうの音声情報を聞いていたら、一人、巧妙に実に巧妙に他人を争わせる様仕向けている人物がいた訳だ。」
「他の人達を争わせ自分は高みの見物、ここの罰則に引っかからなかったという事なんだな。」
「何の為にやってたと思う?」
「他の人種の力を削ぐ為だろうな、そんな事を記憶にプロテクトの掛かった脳で八人協力してやっていた、排他性は本能的な物なのだろうか、あ、連絡だ。」
『キング、三郎、ブラックコロニーの八名は居住コロニーに集めた。』
「分かった、こちらは八重と麗子に任せてそちらに向かう。」
「他国の居住エリアへダイレクトに通話出来ないのは不便だな。」
「そこらじゅうから気軽に連絡が来るのも困りものだろ。」
「向こうのリーダーも呼ぶか?」
「いや、まず我々で状況を確認してからにしよう。」

八重と麗子には端末で音声を送ると伝えてからゲートをくぐった。
ゲートの近くでロック達と落ち合いブラックコロニーに連絡をする。

「皆さんとお話しするのは初めてですね、和の国リーダー、通称キングです、少しは落ち着きましたか?」
『ましにはなったが、まだ落ち着かない、我々は居住コロニーへ戻る事を許されたが程度が軽いという事か?』
「誰も暴れなかったからな。」
『しばらくコロニーから出なくて良いと言われたが大丈夫なのか?』
「ああ、家畜の世話などは、こちらでやるから安心してくれ、そのコロニーに食料は充分有るのか?」
『今日に備えて二週間分の蓄えが有る、ささやかな畑も有る。』
「では、少し踏み込んだ質問をしたいが構わないか。」
『短い時間なら大丈夫だ。』
「君達以外の人種をどう思っている? もしくは君達の事をどう思っているかでも良い。」
『えっ…、べ、別に人種の事は考えていない、この国には色々な人種がいて協力し合って来た、皆、仲間だ。』
「そうか、ならば安心だ、ではゆっくり休んでくれ、暴力的になった人もいたからしばらく居住コロニー住まいになるが、子ども達の様子はそちらでもライブ映像が見れる様にするから安心して欲しい。」
『分かった。』
「ではお休み。」

スコットランドチームと交代するまで他の人達の様子を見て回り情報を仕入れた。
ブラックコロニーに関しては苦しそうにしているリーダーの許可を得て、私の許可なく出られない設定にしておいた、彼にその理由を聞くだけの余裕がなかったのは幸いだった。
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