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43-時間制限 [キング-05]

二丁目の連中が仕事嫌いで能力が低いという三郎の評価に一同頷く。

「どちらか一つなら救いが有るが。」
「二丁目の一人が貴重な道具を独占していた、先にここへ来たからと言ってな。
それが作業見直しのタイミングで五丁目の人と交代して貰ったら、三日掛かってた作業が一時間で終わったよ。」
「他の現場も似た様なもの、能力が極めて低い癖に文句だけは一人前だって、皆怒ってるわ。
大切な仲間の寿命が短くなって欲しくないから、対策を決めるまで相手をしないで我慢する様にお願いしておいたけど、早急に対応を決めないとね。」
「今から教育って難しくないかしら。」
「現状なら彼等が働かなくても生産活動に問題はない。」
「むしろいない方が効率的か…、他の国民と同様に働かせるのは無理が有るかもな。」
「彼等の人権は後で考えるとして、一旦仕事からはずすか?」
「働いていない連中が文句を言いながら近くに居るなんて構図は、国民の平均寿命を短くする事にしかねないと思うが。」
「少し酷かもしれないが真面目に働けないのならこの島へ入れなくするか?」
「マリアさまにお願いするのね、でも、キング、完全に排除でなく時間制限に出来ないかしら。」
「それでも構わない、今まで必要が無かったから皆に話してなかったが、スコットランドと国交が樹立した頃から国内のゲートは私の一存でかなり自由に出来るようになっている。」
「なら話は早いわね、でも国民に対してはマリアさまにお願いしたと。」
「ああ、私もそう思う、で、子ども達の事も有る、具体的にはどうする?」
「まずは時間制限で様子をみますか?」
「そうだな、朝の十時から夕方四時、但し仕事をしてなかったり愚痴ばかり人にぶつけている様なら即座にお帰り願うって可能か?」
「大丈夫だ、仕事をしてなかったり妨げになっていると感じだ人が帰宅指示を出して、こちらに連絡してくれれば、ゲート通過予定時刻を過ぎても帰宅してなかった場合は罰が有効になる、強制的に帰宅させられて、少し老けた気がするだろうな。」
「そしてコロニーが暗くなって…、経験していないから具体的は分からないが。」
「一度罰を経験したら少しは考えるかしら。」
「どうだかね、大人はそれで良いとして子ども達はどうする?」
「大人達は朝食夕食を自分達で作って必ずコロニーで済ませて貰う、子ども達は今まで通りここで食べてもコロニーで食べても良いという事でどうかな。」
「親と一緒が良いか、おいしい食事が良いかは子ども自身が決めれば良いわね。」
「なら、そろそろお泊り保育を始めましょうか。」
「お泊り保育?」
「他の子ども達も大きくなってきたから、お城で親から離れて一晩過ごすの。」
「タイミング的には良いかもな、二丁目の子ども達を城で守って行きたいが、三歳児が三人だけとはいえ他の子達とあまり差が付くのは好ましくないと思う。」
「じゃあ、八重、その方向で頼むよ。」
「ええ、親だけでなく子ども達とも相談してスケジュールを組んでみるわ。」
「将来的にはスコットランドの子ども達とも相互にお泊り会を開ける様にしたいね。」
「ああ、結構仲良くやってくれてるからな。」
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