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36-経済 [キング-04]

スコットランドとの貿易は我々城の住人にとって大きな課題だ。
だがそれだけではない、世界のシステムを構築して行く必要が有る。

「今後、他の国家と係わっていく事を考えると物々交換ではなく金銭による取引を考える必要が有ると思わないか、今は問題なくても将来を考えたらさ。」
「問題は紙幣も貨幣も簡単には作れないという事ね。」
「今の環境下に於ける通貨の理想は、その物にも利用価値が有って持ち運びが楽で保存に困らない物かな。」
「そんな都合の良い物有るのか?」
「昔なら米という選択肢も有ったろうが、先方は米を作ってないからな。」
「麦ならどうかしら。」
「すべての価値を麦を基準に置き換えての取引か。」
「相手を信用しての国家間取引なら伝票で良いと思うが、う~ん、この先国家間に貧富の差は生まれるのかな。」
「国内では住環境に関して差は有るが他は平等だよな。」
「国家間でも貧富の差が出ない様にはして行きたいね、争いを避ける意味でも。」
「そうなると共産主義的な形になるのか。」
「現状は私達が特権階級だという事以外、共産主義の理想社会じゃないのかしら。」
「子ども達が、この環境下できちんと上を見て行けるのか、性善説を信じるか否か。」
「俺達は大きな失敗を経験してるからな。」
「自由競争による発展か、全てを共有して全体の安定か。」
「競争で後れを取った人の救済、共有の中での不正対策。」
「一つの問題として、国家の規模、他国を含めた世界の規模がどこまで大きくなるのかという事が有るわね、住める所に限りが有るのなら産児制限をしてでも人口を抑制する必要が出て来る代わり、村落共同体的な社会体制で問題ない。
でも、もっと広い世界が有るのなら、人は本能的に集団の拡大を目指すと思うわ。」
「マリアさまの方針はどうなの、キング?」
「記憶のプロテクトが外れてから、少しずつ将来に向けての話はしている、ただスコットランドとの関係がどうなるかによって流動的だとしか教えて貰っていない。」
「理想はうちとスコットランドとが一つの国になる事じゃないかしら。」
「今ならスコットランド地方と和の国地方みたいに出来るかもな、まあ、方言は東北と沖縄以上に違うけど。」
「外交担当と将来設計とかの担当が必要になって来るわね。」
「外交は三之助、国家計画はセブンにお願いしたいと思うが。」
「うん、俺は賛成、二人はどうだ?」
「良いわよ、経過報告を夕食会でして行くから意見を返してね。」
「国家計画に関しては国民から広く意見を求めて問題ないよな。」
「ああ、今なら建設的な意見が主になると思う。」

社会の基盤作り、今なら試行錯誤が可能だと考えている。
国の規模が大きくなったり、交易相手国が増える前により良い形にしておきたいと思う。
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