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19-三丁目の住人 [キング-02]

マリアは人数制限を認めてくれた。
彼女が私達に甘いのは他のコロニーのレベルが低いからかもしれないと思い始めている。
同じ条件でスタートしたと聞いているが随分大きな差が生じているからだ。

「急に二人に絞られたのはお前らの陰謀か?」
「ああ、そうだ。」
「てめえら何様なんだ?」
「何様なんだろうね、スタートは君達と同じ条件だったと思うが。」
「絶対嘘だろ、こんなに広い空間なんてインチキだろ。」
「これは管理者にお願いした結果だが、君達はどうなんだ。」
「初めは壁紙とかのデザインとか変えてくれたから良かった、でも自給自足をしろとか訳分からない事を言われて、そんなこと出来る訳ないだろ。」
「とりあえず諦めた訳か。」
「いや、次の段階が有るってぬかしやがるから、ちょっとやってみた。」
「頑張ったな。」
「はは、その結果がいけすかない連中との共同生活、初めは良かったが、すぐに殴り合いになって。」
「殺すなとは言われなかったのか?」
「まあ、殺さない様には気をつけたさ。」
「で、これからどうしたい?」
「分かんないんだよ、イライラするだけで。」
「君らの所の八人は皆同じ感覚なのか?」
「多分な。」
「女の子達もか?」
「ああ、こいつ以外は敵かもしれないと思っている。」
「そうか、二人は仲良いんだね。」
「良く分からない…。」
「ところで、ここへ来る二人はどうやって決めたんだ?」
「何だよ、色々詮索しやがって俺に答える義務はないよな。」
「それが有るんだ、君らが昨日破壊してくれた中には、これから誕生する子の為にと我々が準備していた物も含まれる、ちなみに俺の子だ。」
「えっ…。」
「もう少し話してやろう、お前らがここに来られているのは、うちのキングの優しさによる所だ。
ゲートを開けないで欲しいと頼む事も出来たのさ。
どうだ、お前らなんざ、こっちにとっては迷惑でしかないと思わないか。」
「そ、それは…。」
「まあ、今日一日考えるんだな、但し暴れるなよ、昨日と違ってこっちも色々準備して有る、もちろんとっととお家へ帰っても問題ないぞ。」

セブンは、はったりも交えて彼らに私達の想いをうまく伝えてくれた。
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