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15-ゲート [キング-02]

「マリアから指示が有った、他のコロニーとここを繋ぐゲートを一つ設けるそうだ。
その場所はどこが良いかと。」
「おお、やっと他人とか、ここのメンバーだけでも不満はないけど将来を考えたらな。」
「ゲートの位置って微妙ね、友好的な人達なら城の近くが便利でしょうけど。」
「初めは友好的でも後で変わる可能性も否定出来ないわね。」
「島も随分広くなったから、遠くにしても良いけど面倒かも。」
「ゲートに制約は? 鍵が掛けられるのかな。」
「決められた時間だけ通れるそうだ、また状況によっては色々な制約を設けると言われた。」
「向こうのコロニーの方が良かったら移住とか出来るのかな。」
「我々の世代に移住は許されていない。」
「子ども達にとって結婚相手の選択肢が広がるという事かしら。」
「キングはゲートの位置どう考えてるの?」
「城の近くで構わないと思う、問題は我々にとって害をなす人にしない事じゃないかな。」
「あっ、こちらの対応によって相手の態度も変わるという事か。」
「ここと同じ様なコロニーなら問題はないと思うけど、キングと私達とでは随分違ったからね。」
「キングが快く受け入れてくれた様に我々もまだ見ぬ彼らを大きな心で受け入れるという事だな。」
「じゃあ、ゲートは城の近くにしよう。」

翌日ゲートが出現した。
それは奇妙な作りになっている。
車が通れる程の引き戸が一つ。
だが横から見ると十センチ程の厚みしかない。
裏はただの壁。
そこから現れたのは八人の男女だった。
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