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恰好良く-08 [飯山美里-03]

「詩織は今まで通りでも良いのよ。」
「ううん、お姉ちゃんと一緒が良い。」
「じゃあ、夏ちゃんの事もお願いね。」
「うん。」
「さあお寺に着いたぞ、二人とも気を付けてな。」
「はい、いってきま~す。」

あっ、来てる来てる、私達含めて十一人だから、後三人か。
夏ちゃんはお婆さんがここまで一緒なのね。
ご挨拶しとかなきゃ。

「夏ちゃんおはよう。」
「おはよう。」
「おっ、元気にご挨拶できたね、今日から私達もこの班だからよろしくね。」
「うん。」
「おはようございます。」
「おはようさん、孫をよろしく頼みます。」
「はい。」
「すまないね、夏子の為にここから歩いて下さるそうで。」
「いえ、少しは歩いた方が良いと思っていたのですが、家からだと遠くて…、根性ないんです、私。」
「はは、都会から越してきたから色々大変でしょうに。」
「いえ、思ってた程では有りませんでした、皆さん良くして下さいますし。」

「お~い、行くぞ。」

はは、雄二もここではちゃんとやってるみたいね。
詩織は男の子達に囲まれまれて話してる、うん、みんな楽しそうだから大丈夫かな。
夏ちゃんは雄三くんが手を繋いであげてるんだ。
この辺りは広がって歩いても問題無さそうね。
ふふ、みんな時折振り返って私に笑顔をくれる。
詩織が夏ちゃんに話掛けてるな。
うん、こうして後ろから見守るというのも良いかも…、待てよ私の足が遅いのか? お婆さんと話してて出遅れたのに、のんびりし過ぎたかな。
あっ、雄二はどんどん行っちゃう…、夏ちゃんのこと気にしてないな…、やっぱ恰好悪い。
他の子達も…、先に行ってる子達は早く学校に着いて遊びたいのね。
これじゃあ、夏ちゃんはついて行けないんじゃ…、でも雄三くんが一緒か、ほんと恰好良いね。
さて、私は夏ちゃん達には追い付かなくちゃ。
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