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恰好良く-04 [飯山美里-03]

入学式に始業式、最上級生になったのだからしっかりしなきゃね。
児童会会長、省吾も、恰好良くなろうって全校のみんなに話してくれた、ふふ結構恰好良かったわね、彼。
真由ちゃん達転校生や新一年生が無事みんなの仲間になって溶け込んでくれると良いのだけれど。

「美里、今日はどうするの?」
「中学へ行って赤木さんと話して来る、転校生の事とかね。」
「そっか、じゃあ私等何時ものとこで遊んでるから早く終わったらおいでよ。」
「うん、有難う。」

佐藤さんの所は、兄が中学生、弟が小学生だから連絡を取り合って…、なんのフォローの必要もなく馴染んでくれれば良いのだけど、一応ね。
中二、中三はまだ知らない人ばかりだし。
赤木さんは少しずつ紹介して行くって話してたけど…。

「美里ちゃん、小学校の方はどう、恰好良くって話は麻紀ちゃんから聞いてるけど。」
「ええ、上手くまとまりそうな雰囲気です、新六年生はみんな優しいし、私も赤木さんみたいに下級生から慕われる様になろうと。」
「はは、もう充分慕われているそうだけど…、あれっ、あいつら…、お~い、そこで、こそこそしてる男子、紹介して上げるからおいでよ。」

「おお~、話には聞いてたけど可愛いじゃん。」
「初めまして飯山美里です。」
「適当に名前名乗って顔ぐらい覚えて貰えば?」
「えっ、赤木、冷たいぞ。」
「美里ちゃん達は恰好良い男子がお好みよ。」
「じゃあ俺だな、田中雄一、三年生、よろしくな。」
「はは田中が美里ちゃんに気に入られる訳がないわね。」
「え~、何でだよ。」
「美里ちゃん達は、外見じゃなく中身が真面目で恰好良い人を目指してるからね。
田中みたいに不真面目で自己中な奴は問題外、ね、美里ちゃん。」
「田中さんは雄二、雄三って弟達がいるのですよね。」
「ああ。」
「雄三くんは恰好良いですよ、お掃除も真面目にやってくれるし、今日は新一年生の相手をしてくれてました。」
「へ~、あいつそうなんだ。」
「はは、自分の弟じゃないのかよ。」
「神田、雄三は歳が離れてるから雄二に面倒みさせてんだよ。」
「ふふ、何か田中さんの兄弟関係が見えて来ました。」
「あっ、雄二の同級生か。」
「雄一の悪行はすべて筒抜けになるな、でしょ美里ちゃん。」
「神田さん、そうでもないです、雄二くんとはあまり話が合わないので。」
「ねえ、田中、あなた自分が恰好良いと思われるのと、恰好悪いと思われるのとどっちが良い?」
「そりゃあ、恰好良いと思われたいだろ。」
「今までの田中ははっきり言って恰好悪いわよ。」
「うぉっ、赤木もはっきり言うね。」
「神田、遠回しに話して田中が理解できると思う?」
「はは。」
「小学校では恰好良くなろうって、美里ちゃんの案を六年生みんなで学校中に広げようとしてるんだってさ、恰好良い小学生ばかりになって、中学生が恰好悪かったら嫌なんだけど、田中はともかく神田は美里ちゃんの話聞いてみない?」
「ああ、俺はもっと恰好良くなりたいからな。」

神田さんは私の話を真面目に聞いてくれた、三学年も上なのに。
この人も恰好良いと思う、赤木さんと神田さんが中心になって中学でもって話になった。
来年、進学しても安心て事なのかな。
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