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転校-03 [飯山美里-02]

確かに麻紀ちゃん達の言う通りだな、この辺りはお店も有るしコンビニだって有る、ここで暮らすのならそんなに困る事もないんだろうな…。
でも…、うちは…。

「横山さんちからなら学校近いのにね、美里ちゃん、荷物を置いてから町を一周する?」
「うん、横山さんに話して来る、詩織はどうする?」
「ついてく。」

「中学校も近いのね、ここに住んでたら確かに便利ね。」
「あっ、赤木さん、こんにちは。」
「こんにちは、ひょっとして飯山さん?」
「ええ、初めまして、飯山美里、こっちが妹の詩織です。」
「こんにちは。」
「私は赤木愛華、中学二年生よ、あなた方が越してきてくれて嬉しいわ。」
「え、どうしてです?」
「ここはね、がんばらないと人がどんどん減って行ってしまいそうな土地なの。
高校の分校もなくなっちゃったし、移住を受け入れようってやってるけど、いまいちでさ。
やっぱり寂しいより、賑やかな方が良いでしょ。」
「そうですね。」
「だから、うちのお爺ちゃんも人口が九人増えたって喜んでるのよ。
横山さんも飯山さんもここをもっと賑やかにしようって話して下さって、私達中学生も協力させて頂く話をしてるの、美里さん達も何か有ったら相談してね。
もし意地悪する様な子がいたら、うちらが、ふふ私達に逆らえる子はいないからね。」
「その前に私達が許しませんよ。」
「おっ、麻紀ちゃんも頼もしくなったね。」
「赤木さん、私まだここの事、全然分かってなくて、何から調べれば良いのか…。」
「そうね、まずは過疎という言葉を調べてくれるかな、過疎地、過疎化、ちょっと待ってメモして上げるから。」

「有難う御座います、帰ったら調べてみます。」
「美里さんの家へおじゃまさせて頂く話もしてるからよろしくね。」
「はい、お願いします。」
「じゃあまたね。」
「はい。」

「赤木さんは中学の生徒会長なの、小学生だった頃は色々面倒みてもらったよね、美優ちゃん。」
「ええ、頼れるお姉さん、小中学校合同の時は低学年の面倒も見てくれるし、うちの海斗もなぜか赤木さんの言う事はきくのよね。」
「みんなのお姉さんなんだね。」
「うん。」
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