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事業展開-07 [安藤優-09]

優はグループ他社に対して指示を出す事はなく提案の形で案件を持ちかける、それに対して各企業は最大限応えようとしていた、優の提案で業績が上がったり、工場のシステム効率が良くなるといったこれまでの実績による所だ。
だが二月に出された提案は少し勝手が違う。
ある会社では。

「武田、株式会社つぼみ社長安藤優名義で、桜根グループ全社に対しての提案は初めてだよな。」
「しかも安藤CEO承諾と有る、親子で本気だという事か…。」
「提案だから判断は各社に委ねられているとはいえ無視は出来ない、とは言え新規事業に人を出して欲しいという事は、会社にとって利益になることでもない、むしろマイナスだろう、幹部はどう考えるかな、桜根グループ全体で考えても金銭的なメリットというより社会的貢献の面が強いと思うが、しかも今までの様な国内向けでなく海外だからな。」
「でもさ、上杉、海外勤務希望者の穴埋めにより、桜根グループで働きたい人を受け入れる機会を作る、と有るから、僅かながらも桜根拡大の意味合いが有る…、いや、待てよ、海外事業が発展したら、桜根の規模は桁違いに大きくなって行くんじゃないか、成功すれば利益もな。」
「それが狙いの一つか…、国家も超えて企業による幸せな労働環境作りを実現させようと…、あの親子にとっては今の海外展開は全く満足いくもので無いという事なんだろうな、国内の従業員数が増え続けている今、さらなる攻めの体制を天才少年社長が中心になってやるとなったら…。
別で募集しても良い所をあえて、グループ内の各社に要請という事は、桜根グループの理念をもう一度見直せという事じゃないのか?」
「う~ん、軽く流せる事ではないな、欲しい人材として桜根の理念を分かってる人と有るから、社内でも優秀な人材、新人は対象外になるな、だが先々の海外勤務希望も考慮しながらの研修になって行くのかな。」
「ただ、本人の希望を優先する訳だから赴任先によっては人が集まらない可能性もあるんじゃないか、事業展開の候補地は都市部を避けているだろ。」
「必ずしも現地に常駐という訳でもないとも有るな、今現地で活動している企業の応援の形だからかな。」
「う~ん…。」
「上杉、どうした?」
「自分を試してみたくは有るな。」
「そうきたか、お前なら体力も有るし英語も達者だし、でも我が社にとっても重要な人材だと俺は思ってるがな。」
「な~に俺の代わりなんてどうにでもなるさ、でも荒野を目指すだけの根性の有る奴ざらにはいないと思ってな。」
「さすが、冒険部出身という事か…。」
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