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社長-13 [安藤優-06]

坂本家からの帰路。

「みごとに殿の予測通りコンサルタントの話が出ましたね。」
「一通り調べさせて頂いたからね。」
「絵里さんをチーフに推されたのはここまで考えての事だったのですか?」
「まあ偶然ですよ。」
「偶然ですか、でもコンサルタント料と業務提携でそれなりの利益を確保出来そうですね。」
「うん、坂本さんのとこと提携出来るとさらに繋がれる所も有るからね。」
「今までの状況を下調べさせて頂いた範囲では、桜根スタート時の関係はそのまま残りつつも、今まで坂本さんが遠慮なされてた気もします、桜根本社の業務は傘下企業の管理が主ですから、そう考えると、うちへ坂本社長からというのは良い形だと思います。」
「でも、結果を出さないとね。」
「ええ、自分も頑張ります。」

自宅に帰った優は父と。

「父さん、予想通り坂本さんからコンサルタントをお願いされたよ。」
「そうか、あそこにはずいぶんお世話になったからしっかり頼むな。」
「うん、絵里が良いタイミングで手伝いたいって言ってくれたから、話が早くなったし、業務提携出来ればうちにとっても大きいからね、まあ中学へ行く時は極力絵里と会う様にして来たから、努力が実を結んだ…、まだ実は結んでないけどその目途が立ったかな。」
「有難うな、坂本さんの所は、今、停滞感を感じる状態、だからと言って、私からどうこう出来ないだろ、基礎は安定してるから、優が刺激を与えればすぐ業績が上向いて行くと思うよ。」
「うちの連中も楽勝気分になってたな、でも、ちょっと緊張感を作り直す時期かも。」
「どうなんだ、ずいぶん社内の雰囲気は良くなってるって聞いたけど。」
「ちょっと失敗したかも、自分を社長と呼んで貰うのもどうかと思って自由にしたら、ボス、大将、親分、若、若さま、殿、お館さまって各自自由に呼び始めてね、日本語で話してる時に優って呼んでくれるのは中田のおっちゃんだけ、しかも優って英語のyouと紛らわしいから、まあ皆さん色々な呼び方を考えて下さってさ。」
「はは、まあ良いじゃないか、仕事に支障はないんだろ。」
「今の所はね。」
「その内アンケートでもして上位のに固定したらどうだ。」
「もう手遅れかも…。」
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