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社長-10 [安藤優-05]

優が中学生にデザインさせる事に社員達は当然興味を持つ。

「ボス、中学生のデザインってどうなんです?」
「中学生向けの商品なら中学生が持ちたくなるようなデザインが良いでしょ。」
「あっ、そうか、でも中学生のデザイン力ってどうなんですか?」
「女子中高生向けに商品開発しましたって会社があったから、サンプルを取り寄せてみたんだ、ちょっと感覚的にどうかなと思って友達に見せたら、やっぱりインパクトが弱いって。
で、その子がその場で描いてくれたデザインが良くて売れそうな気がしたのさ。」
「素人ですよね。」
「美術部だけど、ただ、デザインって感覚的なものだから、必ずしも素人の作品では売れないという事はないと思うんだ、近いうちに第一弾のデザイン画が届くから見て下さいね。」
「近い内という事は締め切りを厳しくしたのですか?」
「いや、テストが近づくまでにって話してた、成績が下がったらクビにしなくちゃいけないし、中学生も大変だね。」
「はは、そんな中学生を働かせて大丈夫ですか?」
「彼女達にとっては遊びの延長だからね、広報部と制作部に話を通して取材も有ると話したら喜んでいたし。」
「そして我が社の売り上げに…、なりそうですか?」
「しないとね、次の展開への資金を増やしておきたいし、桜根の資金も活用出来るけど、桜根傘下の優良企業でいた方が動き易いでしょ。」
「ですね、今回の件で私の関連は有りますか?」
「今の所は大丈夫です、新商品製品化の過程で何か出て来るかもしれませんが、製造ラインを新設したりという事は出にくいプロジェクトですから。」
「規模を拡大して行くと有りましたが。」
「参加者がそのまま購入者になると思うんです、小さく始めますが広げて行きますよ、それによって経済を中高生に学んで貰う場にもしたいですし、そこから次世代の経営者を生み出して行きたいですね。」
「そうかボスの息が掛かった人達が大人になってボスを支えるって事ですね。」
「別に支えて貰わなくても競争相手になってくれても良いんじゃないですか、その方が面白いかも。」
「さすがに余裕ですね、うちの子も中高生になったら参加して欲しいけど、能力が…。」
「色々な子がいて良いんじゃないですか、そうでないと社会は回って行きませんよ。」
「ですね。」
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