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社長-08 [安藤優-05]

その日の授業後。

「校長先生の許可を頂いたから、説明するね。」
「うん。」
「簡単に言うと中学生のデザインした商品を作ろうと思うんだ。」
「えっ、私達で?」
「参加は自由だし、作品が採用されるとは限らない、採用された時の報酬については、今、会社でシステムを検討して貰ってる、個別か一括かもね、絵里がチーフをやってくれるなら、デザイナーとは立場が違って給料は相談して契約、家の人と相談しておいてくれるかな、やってくれるなら一度挨拶に伺うけど。」
「えっ、優くんが、う、うちに…。」
「無理は駄目、学校の成績が下がる様ならクビにして下さいと校長先生に言われたよ、皆大変だなぁ~。」
「あ~ん、優くんは特別なんだから。」
「や、やる、が、頑張る、勉強も。」
「絵里、落ち着いて。」
「で、で、私、何すれば、い、良いの?」
「今考えてるのは皆の作品を取りまとめて、皆で評価し合ってから修正して、順位をつけてから渡して欲しいんだ、ただボツになった作品も全部見たい、そして誰の作品か、修正した場合はどんな意見が出て誰がどう修正したか分かる様にして欲しいかな。
これは商品になった時、デザイン料の配分を決める基準にしたいし、皆がボツにした作品でも違った角度から見ると使えるかもしれないからなんだけど、どうかな?」
「物は何でも良いの?」
「まあ、商品になりそうな物、商品にプリント出来るもの、ただ著作権には気を付けてね。」
「完全にオリジナルって難しそうよね、でも優くんの会社関連の物に手を加えるって事ならどうかしら?」
「それなら大丈夫だよ、権利関係は桜根本社で管理してるからね。」
「打ち合わせとかに、優くんも来てくれるの?」
「そうだね、回数は少なくなると思うけど、具体的な事は担当社員に任せる事になるから。」
「そうよね、社長だもんね、忙しいもんね…。」
「こらこら拗ねないの、優くんとお話をさせて貰えるだけでも羨ましがられているんだから。」
「はいはい。」
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