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五年後-09 [チーム桜-12]

夕食を前に安藤が話始める。

「佐々木が政界へ進出となりますが…、まずは佐々木から報告が有ります。」
「え~、今後を考えると桜子にとって大きなハードルが有り、随分悩ませてしまいましたが、えっと…、先日覚悟を決めてくれました、日程等はこれから調整して行く段階ですが、桜子と婚約させて頂きました、よろしくお願いします。」
「おめでと~。」
「じゃあ、かんぱ~い。」
「乾杯!」

「桜子、よく決心したな、政治の世界は大変だろうけど、佐々木を支えてやってな。」
「はい、遠藤さん、周りの方からはもしかすると総理大臣になるかもと言われて、正直不安も大きいですが、いざとなったらバイオリン弾いて胡麻化せば良いからと。」
「えっ、なんかいい加減だな。」
「私が総理になる訳でも有りませんからね。」
「桜子、うちの旦那が今、何考えてるか当ててみる?」
「私達を使ってどんな番組を作るかでしょ、裕子。」
「さすが分かってるわね。」
「はは、でもチーム桜に於ける、遠藤の功績は大きいからな、ねえ横山社長。」
「うちの今は遠藤副社長抜きでは有り得ませんよ。」
「皆さん、あまりほめ過ぎると調子に乗り過ぎてしまいますから、ほどほどに願いますね。」
「裕子ちゃんが手綱を握りしめてる感ありありだな。」
「でもこれから佐々木代表の全国遊説が始まるのでしょ、桜子ちゃんはどうするの?」
「時々応援に行くという感じです、自分のコンサートの予定も有りますし。」
「全国四十七都道府県すべて回るって、いったい何日かかるんだ?」
「今の所半年ぐらいを考えている。」
「順番は?」
「盛り上がりそうなとこからだな、そこでの盛り上がりの力を次へ繋げていく形でルート組むようお願いしてある。」
「そうか、隣の県で盛り上がっていたら気にもなるし、自分達もってなるだろうな。」
「ずっと旅行という訳ではないんだろ?」
「どこにいても仕事が出来る世の中だから、それでも構わないがさすがにな。」
「結婚したら新居はどうするんだ?」
「う~ん、どうしよう…。」
「順調に行けば、東京に一軒総理大臣のおまけとしてついてくるよな。」
「そこまで順調とは考えにくいが…。」
「うちの関東支社辺りが用意するよ、政治資金規正法とか諸々の法律に引っかからない様に考えてね。」
「良かったらここに別荘でも如何です?」
「飯山さん売り込みですか?」
「はは、まあそんなとこです、来年完成予定の一軒をセキュリティ完璧にして…、なんならヘリポートも作りましょうか?」
「えっと、安くして頂けますか?」
「それはだめだな、業者との癒着なんて有ってはならないだろう、なんならうち関連で住宅ローンを紹介しようか、いや、今まで佐々木が稼いだ金で現金払い出来るんじゃないのか。」
「安藤、政界入りは早い段階から意識してたから、その時の資金にと考えていたけど、まだ自分がどれほど負担するのか良く分かってないんだ。」
「そっちの資金は佐々木は負担しなくて良いと思う、いや、しない方が良いんじゃないのか。」
「そうですよ、代表がそんな事を気にしなくてはならない様なレベルの政党には皆がしませんよ。」
「政治と金の問題って微妙な部分もありますよね。」
「それを、総理大臣になって解決して下さい、で、佐々木代表はこの地に別荘を一軒お願いしますね。」
「飯山さんは商売熱心なんですね、佐々木、俺と共同購入ってどうだ、ヘリポートも作ってもらえると俺としても助かる、海外からの客をもてなしたりとか必要になり始めてるんだ。
ヘリを運行している会社も一つ桜根傘下入りしたからね、ヘリポートは災害時にも役立つだろうし。」
「う~ん、それなら前向きに考えるよ。」
「分かりました、窓から見える景色や、庭園も恥ずかしくないものにします。」
「飯山さんもしかして、前から考えてたとか?」
「まあ、ここの新築住宅が一番生かせる道の一つとしてですが。」
「こんな人がいたら、会社も安泰ですね、横山社長。」
「はい、次へのステップも二人で考えていますよ。」
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