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中学校-21 [チーム桜-11]

基礎クラス。

「じゃあまず宿題の一問目を解いてみてね、それが合ってる様な気がしたら次の問題、分からなかったり間違ってると思ったら、私達を呼んでね。」
「全然分かんないんだけど…。」
「そっか、数学は何時頃から分かんなくなった?」
「え~っと割り算かな…。」
「ふ~ん、じゃあ宿題チェンジね、こっちの問題をやってみようか。」
「足し算引き算なら出来るよ。」
「うん、まずはやってみて。」

「一問目合ってるかな。」
「合ってるわよ、でも自信がなかったのね。」
「うん、何となくこんな答えだったような気がして…。」
「もしかしてxに色んな数を当てはめてみたの?」
「うん。」
「そうか、間違っちゃあいないけど、じゃあ宿題チェンジしてこっちの問題を解いてみようか、こんな問題でも解ける?」
「無理。」
「じゃあさっきの問題と比べながらやってみようか。」

「終わりました。」
「おっ、簡単に終わらせたな…、うん全問正解だけどどうする、次のページへ進んでも良いし、もう少し難しい問題にチャレンジしても良いんだけど。」
「何か、久しぶりに全問正解したから…、次のページに進んで、全部終わらせれたら少しだけ難しい問題にも挑戦してみようかな。」
「OK、君のペースならこの宿題はすぐ終わると思うよ。」
「はい。」

「なあ健司、これって合ってるか?」
「どこ? う~ん、おしいな、この分数は割り算と考えてさ、こんな風に。」
「そうか有難う。」
「ねえ健司くん、この問題だけどさこれで良いんだよね。」
「うん、合ってる、自信持って良いよ。」
「ふふ、今日の問題は解ける問題が多いからやってて楽しいぐらいだわ。」
「健司、これはどうするんだっけ?」
「自分で考えたのか?」
「ああ、全然分かんないんだ。」
「まずは…。」

「学生達さすがですよ。」
「桐山先生、どういう事です?」
「座席指定がうまく機能してましてね、始めのうちこそ学生が全員の指導をしていましたが、あそこで周りの連中に教えてる生徒いますよね。」
「あの辺りは学生があまり行かないですね。」
「健司って呼ばれてる生徒の学力は基礎クラスレベルではないんです、周りの連中も分かってるから学生がいない時は健司に尋ねる、あの連中は、この基礎クラスでは上の方なので、健司の説明について行けてるみたいです。」
「それを狙ってですか…、しかし健司くん自身がこのクラスを選んだ理由はどうなんでしょう?」
「学習意欲があまりなくて、能力は低くないと思うのですが、家庭の事情か精神的な何かが有るかもしれません。」
「そう考えるとこの時間は彼にとってプラスになりますね。」
「ええ、ここまで企んでいたとは…、選べる宿題という発想にも驚かされましたが。」
「確かに、自力で解けない問題ばかりの宿題では嫌になりますよね。」
「教育のシステムその物を見直さないといけないのですかね…、簡単な事では有りませんが。」
「選べる宿題は試してみたくなりました、多少の手間は掛かっても。」
「それなら連絡を取り合いますか、学生の協力も得られるかもしれませんし。」
「そうですね、個別で動いたら手間ばかり掛かって無理が有りますね。」
「後で、他の先生方にも話してみますか?」
「ええ。」
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