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調査部-01 [チーム桜-08]

チーム桜の調査員は全員ボランティア、活動に対する金銭的な見返りはない。
特殊調査員の一人早川幸喜は自宅で。

『チーム桜からの調査依頼、どうかな今日は…、まだあまり活躍出来てないんだよな…。
あっ、珍しくD調査か、しかも埼玉だ、OKをクリック、これだけで俺がこの調査に興味を持ったって本部に伝わるんだよな。
D調査なので細心の注意を払って下さいか、守秘義務なんて当たり前だろ、守れない奴が特殊調査員になってたらまずいが、人数が多いと難しくなるだろうな、そこも計算に入ってるとは思うが。
おっ、近くなんだ、もちろんOK、関東支社はまず埼玉でとなったから、こういった案件も出てくるのかな。
えっ、あそこか…、地元じゃ有名な…、桜根傘下入りを希望だと…、有り得んぞ、絶対阻止だな、まずは一報を送っておくべきだな。
え~っと…、地元では暴力団関連で有名な所です、黒い噂は色々聞いてますが実情は分かりませんのでさりげなく情報収集をしてみます、こんな所かな。』

『あそこに泣かされていそうな所から当たってみるかな…、そうだよなこの機会に潰せないかな、その為に俺は調査員申請した様なものだからな、手間が掛かっても何とかしたいけど深入り厳禁を守らないといけないし…。
まずは…、あっ、もう返信が来た、すでに多くの情報を頂いてます、か…、そりゃそうでしょ…、警察とも連携して事に当たって行きます、決してチーム桜が裏で動いている事を相手に悟られない様に、そして決して危険な事をしない様にお願いします、当たり前だよな、チーム桜が暴力団の標的になったら面倒なんてもんじゃないし、俺が危険な事をしたら迷惑を掛ける事になるからな…。
あっ電話、信三からか、何だろう?』
「おお、信三どうした、久しぶりだな。」
「幸喜ってさチーム桜とかいうとこのメンバーじゃなかったか?」
「ああ、そうだよ。」
「桜根もだろ?」
「ああ、桜根はチーム桜の要だ。」
「そこの人と内密に連絡を取る事は出来ないか?」
「訳ありか?」
「うん。」
「内容は?」
「幸喜は知らない方が良いと思う。」
「まあ、詳しく聞く必要はないかも知れないが、何に関してか位は教えてくれないとコンタクトが取りにくいと思うが。」
「そ、そうだな…、俺、しばらく前に転職してな。」
「あっ、仕事やめたがってたな…。」
「それで失敗してさ。」
「何かやらかしたのか?」
「いや、就職先がやばいとこだったんだ。」
「えっ、どこ?」
「図書館の隣の…。」
「あっ、あそこか…、あそこは地元では有名なんだぞ…、念の為この通話の後俺の情報をお前の携帯から消してくれな、で、お前の電話番号をこちらの担当に伝えるから、その指示に従ってくれ、今一人だよな。」
「ああ、自宅で一人だ。」
「すぐ連絡するよ、そのまま待っていてくれ。」

『大至急、と頭に付けてと、先ほどの件ですが偶然先方に最近就職した知人から、そちらと連絡を取りたいと、会話の録音も途中からですが添付しておきます、連絡先は…。』

すぐに電話が鳴る。
「はい早川です。」
「調査協力有難うございます、Sさんからの情報は信じて大丈夫ですね。」
「はい、真面目な男ですし、声の調子からも嘘は無いと思います。」
「そうですね、会話も聞かせて頂きました、今からすぐ連絡を入れてみます、後でもう一度連絡を入れますのでよろしくお願いします。」
「分かりました。」

しばらくして再度の電話。

「ご協力有難う御座いました、Sさんには早川さんとの記録は一切消して頂く様お願いしておきました、今回の件が落ち着くまでは一切接触しないで下さい、またこの件の調査依頼も終了させて頂きます。
後は警察に任せる段階です、こちらの調査依頼が漏れてなれば問題ないのですが万が一という事も有りますので注意して下さい、でも本当に協力有難う御座いました。」
「いえ、お役に立てて嬉しいです。」

数日後、早川幸喜は自宅でテレビを見ていた。

『あれから一週間か…、何も進展してないのかな…、あっ、あそこの建物が映ってる…、二人逮捕か、良かった…、まだ捜査は継続中か、油断するなってことだな。
調査員の登録にはずいぶん手間が掛かったけど、偶然とは言え、こうやって成果が出るとほんとに良かったと思える。
名古屋本部から遠いから役に立てるかどうか分からなかったけど、これからは色々な調査依頼が増えるんだろうな、どんな形で有れチーム桜に貢献して行きたいもんだ。』
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