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新年度-09 [チーム桜-07]

桜根幹部会議、長江関東支社長が話始める。

「皆さんにご心配をお掛けしました例の件は大丈夫の様です、社長と専務以外に三人いた危険人物も傷害などで逮捕されました、ここまでの調査では、こちらの活動に気付くだけの人物は確認されていません、残った社員は普通の人達で再就職先を探しているみたいです。」
「その人達の中に情報を流して下さっていた方がみえたのですね。」
「はい、就職したら経営者がちょっと…、やめるにやめれない状態になっている時に、桜根傘下入りの話を耳にして連絡して下さったそうです、桜根を悪用しようと企んでいると。
状況によってはうちの関連に就職して頂けたらと思っています。
まあ調査依頼をお願いしたら、良くない情報が沢山来まして、叩いたら埃が出まくったということですが。」
「今回の件は表に出せませんが、ここにいる全員が気を付けるべき事です。
社員の皆さんにも、それとなく伝えて下さい、この件を具体例として提示したい所ですが、極秘事項を多くの社員で共有する事は危険ですから…、うちと関係の無い過去の事例を埼玉県警愛知県警からも情報を頂いて参考資料にしましょうか。」
「どちらにも知り合いが出来ましたから私の方で用意させて頂きます、ついでに岐阜県警にも問い合わせてみます。」
「長江さんこの件で関東支社への影響は如何です。」
「まあ、十日程の合宿生活で作業もはかどり関東支社の結束も強まりました、はは社員達は拘束から解放されて生き生きと企業を回っていますよ、それより門田さん、関西はどうです?」
「早めに立ち上げさせて頂いたおかげで、じっくりやれてます、もちろん足場が固まったら一気に広げますが。」
「安藤社長、本社はどうですか、社員をずいぶん分散させていますが。」
「大川さん、大丈夫ですよ新入社員達もがんばってくれてます。」
「松野君は?」
「しばらく経験を積んで貰ってから副社長をお願いします。
今までの事例を全部頭に入れて動いていますから、仕事が早いです、新規をいきなり合併させる事に成功出来そうですし。」
「さすがだな、では、ここまで時間が掛かってる案件は如何です?」
「赤字になる事だけは避けていますが、下請けは厳しいですね、何件か取引先の担当者とも話して来ましたが、条件の厳しい所からは撤退して、他社に吸収合併という形を取らざるを得ません。
これからこういった事例が増えると思っています。
ただ、うちが離れる事によって他の下請け先が潤うのなら、それも良い事かもしれません。」
「受け皿は充分有るからな、あまりにもひどい所はそこの下請けを一気に傘下入りさせるのも面白いかな。」
「こちらからはお誘いしてませんけど、そうなりそうな所も有りますし、自分が話した担当者の中にも、下請けをいじめている様でつらいと、桜根グループへ転職したいという方もみえました。」
「山上さん、人の方は足りてる?」
「正直微妙な部分も有る、会社間で調整したり、学生バイトで何とか繋いでいるけどね、人件費に回す余力は有るし、入社希望も多くなっているが桜根グループ拡大の勢いに充分追いつけてるとは言えないね、働き方のバリエーションを増やして何とか対応して行こうと動いているが、その分、人の配置の手間は増えてる、まあ各社色々工夫はしてくれているけどな。」
「今、人が余り気味な所はないのか?」
「まあ新規だね、ただ新規は研修に時間を取られるから余ってるとは簡単に言えない、時間が掛かってる案件もスリム化は進めているから人が余ってると言う訳ではない、ただ学生達の実習やアルバイトが今後増えて来るとは思うね、そして来年度以降社員になってくれるだろう。」
「中途採用は順調?」
「問い合わせは多くなって来てる、ただ入社希望者のレベルは徐々に下がって来てると感じるよ。」
「それは仕方ない、能力の劣る人にも仕事は必要だからな。」
「ああ、それは各社の担当者にも話してる、障害者雇用の問題も有るからね。」
「山上さんには助けられています、障害者と簡単に一括りで呼んでしまいがちですか、その能力、彼らに出来る事は人それぞれで随分違いますから。
今日の一つのテーマにしたかったのは、まず名古屋地区においては、働く事を希望しながら働く場のない障害者の人達全員を桜根傘下で引き受けるぐらいの体制を作って行きたいという事です、もちろん将来的には成長した支部も同様です。
チーム桜障害者雇用研究チームと連携して当たって行きたいと思っていますのでよろしくお願いします。」
「安藤社長、本社採用車椅子生活の平岩君はがんばっていますか?」
「ええ、他の社員以上の仕事こなしていまして、兄弟で事務方を支えてくれてます。」
「そうすると、チーム桜障害者雇用研究チームは関東や関西でも拡大の方向ですか?」
「ええ、もちろんです、彼らは新規に傘下入りする企業の情報を整理して、どんな事が出来る人ならそこで働けるだろうと、実際に就職希望の方々のリストを見ながら検討しています。」
「分かりました、安藤社長のお気持ちは分かっているつもりです、全社へ向けての発信もなさるのですね。」
「はい、もう一つ奨学金制度の事と同時にと考えています。」
「ああ、ちらりと聞いてたが。」
「資金面は佐々木も動いていますので何とか小規模ですが始める事が出来そうです、ただ内容は色々反発を受けるかもしれませんが、独特な内容にしたいと思っています。」
「はは、反発覚悟は今までの活動ではあまりなかった事ですな。」
「まず、当初は優秀な子に限定します、能力が高いのに経済的理由で進学が困難な子を想定しています。
条件としてはチーム桜奨学生サポーターの支援を受ける事と塾や予備校に通わない事です。」
「塾や予備校にお金を使って欲しくないって事なのか?」
「塾や予備校を必要としない自立型学習の出来る子を優先しようという事です、本人が戸惑う様なら奨学生サポートが考え方や学習方法の流れを指導しますが、手取り足取り問題の解き方や受験対策を教える事はしません。
簡単に言えば、次世代のリーダー養成を目的としています。」
「なる程、塾や予備校ではリーダーになる資質は伸びないな、かえってマイナスかもしれない。」
「大学卒業後も奨学生サポーターと連絡を取り合って貰おうと考えています、奨学金の額や返済に関しても最終的にサポーターの判断に任せようと思っています、アルバイトを経験する事で経験値を上げる場合も有れば、学習や研究の時間が減ってマイナスになる側面も有ります、卒業後優良企業に就職してそれなりの収入が有れば返済して頂いて次の奨学生への資金にしたいですし、半分ボランティアの様な所に就職したので有れば返済免除とかして上げたいと考えています。」
「そうか、単純にお金を貸すという形ではないという事なんだね。」
「はい、単純なものなら現行制度で色々有りますから、ある意味チーム桜の研究材料になる部分も有ると理解して頂いた上での援助になります。」
「資金面は佐々木君も動いているとはいえ、多い方が良いのだろ?」
「そうですね、ただ最初は小さく始めたいと思っています、どんな生徒、学生が応募して来るのか見たいですし、色々な状況を見極めた上でチーム桜独自の奨学制度を固めて行きたいと考えています。」
「分かりました、今は頭の隅に置いておきます。」
「よろしくお願いします、自分からはこの二点です。」

「では、私から…。」
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