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新年度-02 [チーム桜-07]

年度の区切りに合わせて、桜根グループ全社に労働時間、働き方についての提案がなされた。

「労働時間を五分短くするって給料が減るのか?」
「五分くらい短くなっても意味ないだろ。」
「お前らちゃんと読んでないな、給料は減らない、七時間労働を希望した場合は減るけどな、で五分短くすると休憩時間が一時間から四十五分に減らせるんだ。」
「法律の関係か?」
「ああ、休憩時間が短くなっても二十分早く帰りたい人もいるだろうし、給料が減っても労働時間を短くしたい人もいるのさ。」
「そうか、小さい子どもがいるとか事情は色々だろうな。」
「ああ、場合によっては二時間勤務とかもな。」
「パートならともかく正社員では難しくないのか?」
「そこを、これから試して行こうとなったのさ。」
「桜根傘下に入ってから出荷量が増えたのに労働時間は減ったからな、残業代が減るかと思いきや昇給したし、その流れということか。」
「職種によっては時間で区切らず、仕事を請け負うという形も提案されている、すべて労働者の不利益にならない様に、会社ごとで相談して決めるそうだ、俺は今のままで良いと思ってるけどね。」
「こちらから提案も有りだよな、もちろん。」
「だな、あと俺達には関係ないが、自宅で仕事をして出社は最低限にするという制度も広げるそうだよ。」
「工場の現場勤務では無理だわな。」
「広げるという事は、今までも有ったという事か?」
「ああ、労働時間短縮も在宅労働もグループ内で試行していた会社が有るし、他の会社でもな。」
「でも在宅だと色々ごまかしたり出来ないか?」
「その辺りは、請け負いとか色々想定しているそうだよ。」
「メリットは?」
「通勤時間ゼロだな、それと職場から離れた所に住み易くなる。
家賃の安い所に住むのも有りだし、土地の安い田舎に家を建てても良いだろ。」
「ネット社会だから出来るという事か。」
「なら、岩手に住んでいて名古屋の会社で働くという事も可能なのか?」
「職種にもよるだろうが不可能ではないだろうな。
実際、安藤社長は二週間の旅行中にも普段通りの仕事をこなしておられたそうだからな。」
「卒業旅行って名ばかりだったって事か?」
「だろうな、俺達と違って体を動かす事は少ないだろうけど、どんどんでかくなって行く企業のトップなんて…、気を使うんだろうな…、俺には想像も出来ないが。」
「副社長を増やして、社長の負担を減らそうとはしてるんだろ。」
「それでも支社が増えたら、日本中を飛び回る事になるんじゃないのか。」
「だろうな…。」

「なあ、俺はさ…、昼休みを二時間にしてもらって帰りを一時間遅らせて貰うって頼んでみようかな。」
「理由は?」
「昼寝をしたいし、仕事が早く終わっても仕方ないから、土日の休みだって暇なのに…。」
「仕事的には支障ないな、ただ昼寝は…、たしか三十分ぐらいが最適って聞いたことが有る。」
「それより、お前は婚活でもすればどうだ?」
「趣味の一つぐらい持てよ、パチンコ以外のな。」
「チーム桜関連でボランティアって道も有るぞ、結構良い出会いの場になってるって聞いたな。」
「う~ん、そんながらじゃないけど…。」
「桜根の婚活プログラムに参加してみろよ、思わぬ楽しみが見つかるかもしれないぞ。」
「う~ん、一度調べてみるかな。」
「鹿沼さんは、婚活プログロムで出会った相手と良い感じになってるらしいから、聞いてみれば?」
「ああ。」
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