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卒業旅行-10 [チーム桜-05]

四日目は移動日、小松空港への便を待つ空港ロビーで。

「なあ安藤、東北支社は盛岡と仙台どちらにするんだ。」
「両方にしようと思う、名称は盛岡支社と仙台支社でどうかな。」
「予算とか大丈夫なのか?」
「支援の話を頂いたからな、それと復興予算の事が有る。」
「国の復興予算は、何かと不透明過ぎるよな。」
「その辺りを突いてみようかと思うんだが、佐々木はどう思う?」
「う~ん、結果はともあれやってみる価値は有るかな、チーム桜もメンバーが増えたから…、それはこっちで動くよ、相談に乗ってくれそうな人がいるんだ、内容的に桜根として動くよりチーム桜の方が良いと思う、安藤に何か腹案は有るのか?」
「まだ、しっかり出来てないが、旅行中に作戦を固めようかと思ってるんだ。」
「なら、すぐ連絡取るよ、仙台は金沢の後だから、行くまでに多少の情報が集まるかもしれない、すぐメールを入れるよ。」
「ああ、頼む、俺も山上部長と相談するよ。」
「山上部長はこのまま名古屋へ帰るんだよな。」
「はは、人事面は今大変だからね、山上部長ががんばってくれてるから何とかなってるけど。」
「研修期間も有るから、確かに大変だろうな。」
「まあ、幸いな事に応募して下さる方のレベルが高くて助かってる、研修中から実績を上げてる方も少なくないんだ、チーム桜の方向性に賛同して下った方々だから真面目な人ばかりさ。」
「それで、強気の拡大路線ということか。」
「チーム桜メンバーの応援と期待も大きいからな。」

金沢到着後、安藤達は一休みして夕食、そして講演会となる。
金沢初日の仕事を済ませホテルでくつろぐ一行。

「隆二、大丈夫? 疲れてない?」
「はは、佐紀の方こそ体調は良いのか?」
「大丈夫よ、隆二ほど働いてないから。」
「でも、ずっと一緒に行動してるだろ。」
「だから大丈夫なのかも、隆二と一緒の時間が長くて嬉しいわ。」

「安藤社長、今日も予想以上にオリジナルグッズが売れたそうです、明日のイベントに向けて、トラック一台分の出来立てグッズを送って貰う手筈を整えたそうです。」
「そうか有りがたいな、ここなら夕方までに充分間に合うだろう、しばらくはグッズ関連だけでも桜根を拡大していける勢いだな。
あっ、吉田はさ、こんな時ぐらいは卒業生仲間として気軽に話してくれよ。」
「それは無理ですよ、四月からは社長と平社員ですから、他の方の目も有りますし。」
「佐紀、社長って結構孤独なんだな。」
「ふふ、あきらめてね私だけの隆二で良いのよ。」
「佐紀ちゃんのろけ過ぎ。」
「あれっ吉田くん、私だって形の上では常務なんですからね。」
「はは、目が笑ってるし、披露宴は盛大にやるの?」
「どうなるのかな、ほんとはこじんまりとやりたいんだけど、サポート企業の方々が許してくれそうになくて、まだ婚約発表すらしてないのに。」
「大勢に祝福して貰いなよ。」
「なあ吉田、祝辞の数を考えたら、気が遠くならないか?」
「はは、確かにそうですね。」

「なあ安藤、俺の今日の話分かりにくかったかな。」
「まあ若干な、でも真意は伝わったと思うよ、佐々木は何時も落ち着いて話しているし。」
「ねえ、一度中学生高校生対象に話してみない?」
「えっ、どうして?」
「遠藤、その年代に理解して貰える話をするのはかなり難しいと思う、逆に俺達の力が試されるんじゃないか?」
「ふ~ん、そうだな、それで何本か番組を作ってみるか。」
「いかんぞ安藤、お前が甘やかすから…、遠藤が暴走するぞ。」
「いや良いんじゃないか、まあ中学生はともかく、高校生達には色々伝えなきゃだめだろ、俺たち。
実際にそれぐらいの年代層を対象にした良い番組が出来上がったら、大人の方が喜んで見て下さるかもしれない、佐々木、俺達の主張って結構難しい部分も有ると思うんだ。」
「それは否定出来ないな。」
「はは、佐々木参ったか、俺の社長は偉大なんだぞ。」
「おい、遠藤は飲み過ぎじゃないのか。」
「たいしてろんでないさ~。」
「遠藤大丈夫か?」
「吉田、遠藤ならもう直ぐ自動停止するから大丈夫だよ、後は頼めるか?」
「もちろんです、山根さん、もう少ししたら遠藤を連れて行くんで、後お願いね。」
「はい。」
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