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山間の町-02 [チーム桜-03]

稲橋継生達の会議後、調査チームは何度も現地を訪れた。
桜根の社員横山浩二が同行する事も多かった。
九月始め。

「稲橋さん、さすがにこちらは涼しいですね。」
そうですね標高五百メートルを越えますから。
それより横山さん、安藤社長の方は如何でしたか?」
「もちろんOKです、自分的には過疎地の再生という事も有りますから、多少の赤字覚悟でもと思っていたのですけど、社長からは健全な会社を一つ作り上げる様に指示が有りました。」
「それって、あなた方が大変な思いを…。」
「いえ、社長からの指示にはすべて裏付けが有りますし、一つのことがだめだった時の代替案も提示されていまして、まあ保険ってことですが、そんなとこが安心して社長についていける理由なんですよ。」
「安藤社長はまだ大学卒業されてないんですよね。」
「ええ、あっ、そうそう社長の視察を組まさせて頂きましたのでよろしくお願いします。」
「はい…、でもどんな風におもてなしをすれば良いのか…。」
「特別な事をしなければ大丈夫です、普通の大学生として接して頂けるとうちの社長は喜びますよ。」
「そう言われても…。」
「それより、うちの社長と遠藤社長からなんですけど、ここに合宿所を作りたいという提案が有りまして。」
「合宿所?」
「はい、桜総合学園芸能部メンバーやその予備軍、チーム桜関係のサークルの人達が合宿をする場です。
土地が確保出来れば、後はこちらで進めて行きます。」
「ここに来てくれる人が増える事は歓迎ですけど建築費用は大丈夫ですか?」
「おかげさまで、芸能部がしっかり稼いでくれてますから。
建設は地元工務店主体で、足りない所はチーム桜関連でと考えています。
学生の実習も兼ねます。
完成したら利用料金で少しずつ建設費も回収出来ると思います。」
「合宿のついでに観光という事も有るんでしょうね。」
「はい、もちろんです。」
「合宿という事なら中心部から多少離れていても問題ないですよね。」
「駐車スペースが充分確保出来ればどこでも構いません。
ただ百人規模のホールを併設したいという声も有りまして。」
「結構広い土地が必要ということですか、平地が少ないので…、でも候補地の相談をして連絡させて頂きます。」
「よろしくお願いします。」
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