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モデル地区-02 [チーム桜-01]

一月、集会所。
新年会の始まりまでにはまだ時間が有る。

「暮れに武さんから資料を頂いたけど、学生達隅々まで調べようとしてるのね。」
「見てびっくり、半端な気持ちじゃないってことかな。」
「佐々木代表の本を読んでみたけど、う~ん夢物語かなって思いつつもこの資料を見た後だったからね。」
「とりあえず準備しとく?」
「そうね。」

定刻、会が始まる。
挨拶の後。

「武さんどうぞ。」
「はい、モデル地区の件は学区内各種団体に協力を要請中だけど、大丈夫そうだ。
資料の内容は、どう手伝って行くか相談しなくちゃいけないけど、まずは目を通しての感想とか有れば。」
「この地区を少しでも良くしたいという事なんですよね。
本当なら私達が手伝うというより、私達が手伝って貰うということじゃないかしら。」
「そうよね、昔の村落共同体なら自分たちで解決してた様な事も盛り込まれているわ。」
「でも今の社会環境だと色々難しいのよね。」
「そうなんだ、学生達は弱くなった人の繋がりをいきなり強いものには出来ないと考えている。
でも、少しずつでも良いから人の結びつきを強めていけたら、もう少し住み易い社会にならないか、と考えて仲間作りを模索してるのさ。」
「武さん、それって本当に学生の考えなんですか?」
「ああ、安藤隆二って男のな。」
「その人がここの学生リーダーなんですか?」
「いや、ここは別の学生が担当リーダーとなる、その下に数人のリーダーが配置されると思うよ。
安藤隆二は、担当リーダーの上の立場になるだろうな。」
「へ~。」
「で、一応頭に入れておいて欲しいことがあってね。」
「はい。」
「一つは旧商店街活用プロジェクトが始まるという事。
これは空き店舗を改装して学生の実習に利用する事を模索してる。
近い内に空き店舗のオーナーと交渉を始めるそうだ。
これに関連して四月の終わり頃、お祭りを開きたいそうだ。」
「色々考えているのですね。」
「お祭りと言っても人が集まりますか?」
「たぶん仲間が集まるだろうと話してた、ほとんど学生主体で運営の予定だけど、皆さんのお力もお借り出来たらという事だからよろしくな。」
「そう言えば昔はお祭りやってましたよね。」
「いつの間にかなくなっていた…。」
「太鼓とかどうなったんだろう?」
「一度調べてみる?」
「そうねうちの父なら何か知ってるかもしれない。」
「二月になったら、モデル地区プロジェクトの統括リーダーが来ることになってるから、その学生に教えて上げてな。」
「はい。」
「それともう一つあってね。」
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