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モデル地区-01 [チーム桜-01]

二月の始めか頃から活動を開始、三月の終わり正式にチーム桜のモデル地区となったのは、かつては賑わっていた商店街を含むエリア。
高齢化が進んではいるが地の利があって住宅の更新は進んでいる。
話しは昨年の十二月に遡る。
集会所にて。

「武さん、モデル地区っていきなり言われても良く解らないわ。」
「そうだろうな、でも学生達が動植物園の再生を目指して動いてる事は知ってるだろ。」
「ええ、今時の学生があそこまで真面目だったなんて驚いたわ。」
「彼らは、動植物園だけを活動の場と考えてた訳じゃないんだ。」
「どういうこと?」
「まず、動植物園の再生に財界の協力を得られたのは代表である佐々木の力だ。」
「イケメンよね、彼。」
「その佐々木代表は大きな夢を描いていたんだ、今の世の中を少しでも良くしたいってね。」
「簡単じゃないわよね、学生が思うほど。」
「ああ、それは事実なんだけど安藤隆二という学生がね、佐々木代表の夢みたいな話しを実現したいと動き始めたんだ。」
「若いっていいな。」
「だな、で、隆二はキーワードとして仲間という言葉を俺に投げかけた。」
「仲間か…。」
「新興宗教でなく、政治関係でなく、今の世の中をを良くしたいと願う人達が手を取り合って仲間となって行動できたら、少しばかり楽しい世の中になりませんかって。」
「えっ…。」
「そんなこと考えた事もなかった…。」
「そうか、私達がもっと仲間意識を持って活動すればって事なの、武さん。」
「何人ぐらい?」
「そうね…、この地区なら三十人ぐらいかな。」
「隆二が考えてる仲間作りは別次元なんだ、まだ賛同してくれそうなのは一万人ぐらいに過ぎませんがって真顔で話してたがな。」
「一万人って…、どういう人達なんです?」
「学生組織とその関連企業で佐々木代表の著書を読んだ人の数から、低めに見積もってと話してた。」
「なんか全然分からないんですけど。」
「一度も会った事のない人でも同じ考えに賛同している人なら仲間になれないかなってさ。」
「う~ん微妙だな~。」
「その関連で二月頃から、学生達がここの調査を始める予定なんだけど、手伝って貰えないかな。」
「じゃあ、その学生達も私達の仲間になるって事?」
「うん、やれる範囲で構わないから。」
「若い子達と仲間なら楽しそうじゃない?」
「そうね、でもどんな調査?」
「学区内の問題点、困ってる人の事、些細な事も含めて色々見直して、改善できる事は改善して行く予定なんだ。」
「私は何をすれば良いの?」
「学生達が試験を終えて活動を開始する時、よりスムーズに行く様に下準備をお願いしたい。
詳しいことはもうすぐ内容をまとめたものが届くことになっているから、我々が動き始めるのは年明けになるかな。」
「じゃあ新年会を兼ねて打ち合わせをしましょうか。」
「そうだね、それまでには組織の案を作っておくよ。」
「ねえねえ、佐々木代表とかとも会えるの?」
「たぶんね。」
「じゃあがんばらねば。」
「ははは。」
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