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始まり-08 [俺達の挑戦-03]

隆二達を迎えに来たのは広田幸三、モデル地区プロジェクトの統括リーダーだ。

「有難うな幸三、色々忙しいだろうに。」
「はは、社長と違って今はそれほどでもないのさ、広すぎる分野の総まとめ役になったけど、まだ動き始めたばかりだからな、隆二に言われた通り人の繋がりを構築しながら様子を見守っているって感じさ。」
「どうだ、地区内の中小企業は。」
「多くはないが桜根傘下に入りたいような話しは耳にしてるよ。
ただ、今の所はまだ様子見って感じだな、どうなんだ、現時点で桜根はどれぐらいの数の企業をこなせると思ってる?」
「まさに人次第だ、さっきまで一緒だった方も旗艦会社になる事を表明して下さって、その関連する企業のまとめ役までお願いできそうだが、当然うちの社員や学生スタッフの力も必要だ。
社員を増やして行きたいとは思っているがその研修も必要だろ。」
「社長も大変だな。」
「はは、幸三もここが本格的に動き始めたら大変だと思うぞ。」
「だろうな、かなり緊張してるよ。」
「福祉系、非営利系はどう?」
「皆頑張ってるよ、そして昨日の隆二の熱弁に感激してた。」
「ちょっと熱くなり過ぎたかな?」
「いや、あれで良かったと思うよ、なんか美形ばっかじゃ現実感がないっていう声も出てたしな。」
「う~ん…。」
「佐紀ちゃんはどう思ってるの、隆二のこと。」
「隆二は顔だって素敵よ。」
「はいはい。」
「それより幸三くんの方は組織作り、うまく行きそうなの?」
「一つの小学校の学区内に、思ってた以上の団体やサークルが存在してるけど、組織的には武さんが動いて下さっているから、今の所スムーズだ。
活動的な人達は幾つかの会を掛け持ちしてみえて、武さんを信頼してみえる方も多いみたい。
皆さん協力を申し出て下さってるよ。」
「やはり人を動かすのは武さんなんだな。」
「ああ、聞いてた以上だった、自分も武さんを目標にしようと思ってるよ。
隆二や佐々木じゃ、でかすぎて目標にも出来ないからな。」
「おいおい、買いかぶりすぎだぞ。」
「さあ着いた。」

集会所には地元の主婦が二十名ほど集まっていた。
二人を拍手で迎え入れる。

「昨日の放送見たわよ、実物も頼もしそう。」
「早瀬さんお綺麗ね~。」
「有難う御座います。」
「今、花を咲かせましょうを読みながら勉強会をしてたのよ、私達がまず関係するのは、団体やサークルがどうチーム桜に関わって行くかでしょ。」
「そうですね、理想を言えば会の参加者全員がチーム桜に賛同して下さってたら問題はないのですが、それには時間が掛かるでしょうし、賛同は強制できるものでは有りませんから。」
「そうでもないのよ、すでに幾つかのサークルでは全員がチーム桜に登録済、事前に幸三くんや武さんから色々教えて貰ってたからね。」
「私の参加してるバドミントンサークルは、全員登録済だからチーム桜をサークル名の上に付けても良いのよね。」
「嬉しいですね、非営利の活動についてはチーム桜の名称利用を制限しませんからOKです。
ただ、登録という形は取らさせて頂きます。
登録料とかは必要有りませんが、そうですね先々他のバトミントンサークルの方と交流して頂いたり、会員募集の時に利用して頂いたりとか。」
「登録料を取っても良いと思うわよ。」
「そうよ、事務の手数とかも有るでしょうし。」
「そうなんですが、色々なサークルの方々に気軽に参加して頂きたいですから。
ただ、出来ればチーム桜のオリジナルグッズを買って頂けると嬉しいです。
スポーツタオルとかはもうすぐ販売開始できそうです。
ご希望が有れば、それに沿って色々作って行きますよ。」
「ユニフォームとかも?」
「はい、デザインの相談にも乗ります、割高になりますが。」
「そりゃそうでしょうね。」
「今、地元の中小企業の参加が増えています。
小規模ならではの特性を生かして、良いものを作ろうがモットーです。」
「それで地元の活性化なんですよね、そして内需拡大で地元経済の安定化でしょ、安藤社長、応援するからがんばってね。」
「有難う御座います。」
「私は、この地域内の横の繋がりも、モデル地区として恥ずかしくない結果を出したいと思ってるの、お婆ちゃんの戯言と思うかもしれないけど、私が学生だった頃は学生運動が盛んでね、今にして思うと方向性とかどうだったんだろうって考えてしまうけど。
そう考えると、あなた達のやってる事は正しい学生運動だと思うの、嬉しい事にこんなお婆ちゃんでも参加させて貰えるしね。」
「はい、まだ学生の総数から考えたら小さい始まりですが、高校生からも参加協力したいという声が届いています、でも自分たちは所詮若造です、間違った方向へ進まない様にご指導お願いします。」
「謙虚過ぎるわよ、安藤社長が俺について来いって言って下さったら、一生ついていきますよ。」
「はは、お婆ちゃんに言われも、ね~社長。」
「い、いえ、その…。」
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