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始まり-04 [俺達の挑戦-03]

「じゃあ今度は、チーム桜学生アルバイトメンバーの話しをするわね。
これはまだ法律関係の問題、システム構築、運営費の事などクリアしなくてはいけない事が色々有るけど、実験的に小規模で始める予定。
学生でもアルバイトしないと生活が成り立たないって人もいるし、企業側も色々な事情でアルバイト生を必要としてるからね。
そのマッチングという感じなんだけど、ポイントは双方がチーム桜関連ということかな。
学生側のメリットとしては、ブラック企業でバイトをする確率がかなり下がる、場合によっては将来の就職後に役立つ知識が得られる、またそのまま就職という選択肢が出て来る可能性も有るということかな。
チーム桜関連企業では、学生の実習や研修を受け入れて頂いているけど、それとは違って実際に働いてその企業に貢献する事が求められるわね。
そして指示を受けて働くだけでなく真面目に働いて、現場の改善とかがきちんと提案出来たら、チーム桜学生アルバイトスタッフに昇格して昇給の可能性も有る。
スタッフに昇格出来た人は色々優遇して頂ける様に調整してるの、今は優秀なメンバーを増やしていきたいからね、先々はそうでない人達への支援も考えているけど、まずは足場を固める必要が有るからね。」
「先々は、やる気の無い連中への支援も考えているのですか?」
「チームに力を付けてからだけどね、皆は普通に高校を卒業したけど、そうでない人達も社会を構成する大切な人達でしょ。」
「私は自分の事しか考えてなかったかも…。」
「それが普通よ、でも、ちょっと世の中良くしたいって佐々木代表の言葉に賛同した人達が増えつつ有るのも事実。」
「でも正直な所、綺麗ごとに過ぎないかとも感じたのですけど。」
「それは本が発刊される前から、彼の企画書の段階で皆が思った事、でもね佐々木代表は政財界の方々と話す中で皆さんを説得して協力を引き出した。
そして、その綺麗ごとをもっと現実のものに出来ないかって考えたのが安藤隆二だったの。」
「桜根の社長ですね。」
「そう、彼は佐々木代表が描いた夢みたいなことを、どこまで実現できるかという挑戦をしてるのよ。」
「花を咲かせましょうを読んですごいと感じたけど、こうして早瀬さんから直接話を聞かさせて頂けると…、ますます私もお手伝いさせて頂きたいって気が、私も挑戦者の一員になりたいと思います。」
「有難う、私達の活動に参加する事があなたにとってもプラスになると良いな。」

佐紀の言葉は大学入学を控えた者達の心に響いた。
しばらく話しが続いた後。

「姉さん、そろそろ時間じゃない?」
「そうね、皆今日は有難うね。」
「こちらこそ有難う御座いました。」
「えっと、タクシー呼びますか?」
ちらりと確認する佐紀。
「大丈夫よ迎えが来てるから、皆さん何かあったら亮に伝えて下さいね、まだ組織の体制が固まってないから返事が遅れたり、返事が手伝ってくれてる学生からになるかもしれないけど…。
皆さんがチーム桜に参加して下さったら嬉しいと思っています、よろしくね。」
「こちらこそ。」

佐紀が去った後。

「おい、どうした?」
「綺麗だったな~、テレビや写真じゃなくあんな綺麗な人見たの始めてかも~。」
「だよな~、緊張してうまく話せなかった~。」
「お前ら大袈裟だよ。」
「亮にとっては見慣れた光景でも、俺達一般庶民はだな。」
「うちも普通だよ、そんなことよりチーム桜のことは?」
「参加するしかないでしょう、もともと興味が有ったから来たけど、中枢に位置する方のお話しを聞けて…、ほんとに私の大学生活が始まるんだって、ワクドキね。」
「ああ、で、俺達はずっと亮のお姉さんって呼ぶのか?」
「早瀬さんじゃしっくりこないよな。」
「橋本裕子、滝沢桜子だって、テレビとかでそういう感じだから何となくそう認識してたけど。」
「私の回りは裕子さま、桜子さまで呼び方が定着しつつあるわよ。
だから、もちろん佐紀さまね、裕子さまや桜子さまはニックネーム的なのが出てきても良いと思うけど。」
「ねえ亮、もっと佐紀さまのこと教えてよ、優しいの、趣味とかは?」
「はぁ~、普通に優しい姉だよ…、何か普通じゃなくなっちゃったけどね。」
「はは、有名人の弟というのも大変そうだな。」
「いきなりだからな。」
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