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始まり-01 [俺達の挑戦-03]

桜の季節を迎える頃、一つの発表が有った。
そのテレビ報道を見ながら早瀬佐紀は弟の亮と話していた。

「これも姉さんの関係なの?」
「うん。」
「チーム桜か…、良く解らないけど、動植物園ボランティアとは違うんだよね。」
「まあね、動植物園を足ががかりにして、これから築き上げていく途中の組織、形としては動植物園ボランティアもチーム桜の一員になって行くのかな。」
「気にはなってたけど受験に集中したかったら…。」
「はは、亮が無事大学に合格してくれて嬉しいわ、御免ね私も色々忙しくて手伝ってあげられなくてさ。」
「そんなことは…、あっ、姉さんだ!」
「う~ん、ちょっと表情堅かったかな。」

「えっ! 姉さんが重役候補…?」
「遠藤くんったら盛りすぎだな…、重役見習い候補ぐらいなのに。」

「あっ、橋本裕子、滝沢桜子も…。」
「視聴者へのサービスは忘れてないのよ。」

「桜子さんがチーム桜、会員ナンバー1番か…、えっ、なんで姉さんが3番?」
「まあ成り行きって事よ。」

「う~ん、姉さんは…、知らない内に遠くへ…。」
「何言ってるのよ、もうすぐ大学生になるんだからしっかりしなさい。」
「でもさ…、実の姉がいきなりテレビに出てきて、今話題の人物達とスリーショットなんて…。」
「ということは番組の内容は理解出来てないの?」
「当たり前だろ~。」
「そりゃ残念ね、まあ気が向いたらでも良いけど、この二冊の本は読んどこうか。」
「俺たちの挑戦は読んだよ、チーム桜、花を咲かせましょう? え~、こっちは姉さんが表紙…、創刊号ってことは続くってこと?」
「色々進んでいるからね、月刊で始まるけど、状況に応じて隔週とか週刊とかになるかも、ただ内容の多くはネットでも紹介して行くから部数はあまり伸びないかも。
でも私達の写真はネットに上げないから、特集の一つに橋本裕子、滝沢桜子という時は部数も伸びるのかな。」
「創刊号は姉さんの特集からなんだね、水着姿はないんだ…。」
「はは、私はグラビアアイドルとか目指してる訳じゃないからね、お母様譲りの部分は武器にするにしても、自分の能力を試したいと思っているのよ。」
「弟だってバレたらやばくないか…、姉さんと同じ大学にしたのは間違いだったのかな…。
似てるってよく言われるし…。」
「なに言ってるの、亮は亮でしょ。」
「うん…、ねえ自分もチーム桜の会員になれるの?」
「ええ、一般会員は名前だけでOKよ。」
「会費とかは?」
「無料、ネットで簡単に登録できる、本名でなくても大丈夫。」
「ということはメリットも無いってこと?」
「心の問題だからね、チーム桜の方向性に賛同して、その一員となると決意してくれたらチームの仲間なのよ。」
「でも何か…、証というか…。」
「チーム桜のグッズを販売することになっていて準備中、グッズ購入はもちろん自由だからね。
名前と会員ナンバー入りのグッズも計画中よ。
橋本裕子、滝沢桜子のDVDやCDは、チーム桜アイドル部所属という形で本日発売、所謂インディーズだけど。
チーム桜、花を咲かせましょうも今日から地元書店に並んでいる筈よ。」
「そんな日にのんびりしてて良いの?」
「昼間は大変だったんだから、政財界の方との懇談とか色々あってね、佐々木代表、安藤社長、遠藤社長の隣でにこにこしてれば済むかと思ってたら、本の事とか聞かれたりしてね。」
「へ~、う~ん…、まずはこの本を読んでみるよ、番組は録画したんだよね。」
「ええ。」
「じゃあ後でもう一度見るよ…、姉さんは風呂入って寝るの?」
「そうも行かないのよ、これから大きく動くからね。」
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