So-net無料ブログ作成

架空サークル-62 [動植物園再生-07]

新獣舎の展示内容を検討しているグループも有る。

「同じ種を固めて展示するだけでなくてさ、食物連鎖とか絡めたら子ども達への教育効果が高まるんじゃないか?」
「悪くはないと思うが。」
「実際に、どんな展示をイメージしてるの?」
「そうだな…、観察ルートを作って、始めの方では草食動物が草を…、昆虫でも良いけど草を食べてる所から始めて…。
プランクトンを見せて、それをメダカが捕食してるとかでも良いし。
昆虫がカエルの餌になってたり、メダカが大き目の魚の餌になってたり…。」
「そのレベルだと、カマキリが餌を取る瞬間とか、蜘蛛の巣にかかった昆虫の末路とかも有りだな。
映像が中心になるかもしれないけど。」
「そんなのを見せるなんて…、残酷じゃない?」
「う~ん、女の子だとそうなるんだろうな、でもね…、アリジゴクにアリを落としてみたりなんてことをしてた奴の方が、成長してからは自然を大切に思っていたりも…、ま、全員という訳でもなさそうだけど…。」
「お肉大好きな女の子でも、刻まれた後の肉しか目にしてないでしょ、肉牛を見ておいしそうだど思う人はごく一部じゃないのかな、う~ん変な綺麗ごと言いたい訳じゃないけど…、自分たちが何を食べて生きているのか、生きた牛が肉屋に並ぶまでの過程からも目をそらさずに食物連鎖を考えることは大切なことじゃないかな。」

「え~、今日はこの後焼肉の予定だったのに…、そんな話し聞かされると…。」
「恵美、ちゃんとあなたの体重増加に協力してくれた牛さんに感謝するのよ。」
「私、そんなに食べ…。」
「るから…、健康に悪いわよ、美容にも。」
「祥子、やめて! 私、ストレス発散で食べちゃうタイプだから。」
「あら、恵美にストレスを与えれば経済の活性化に役立ってことなのね。」
「そんなんじゃなくて!」
「今まで何頭ぐらいの牛を平らげたの?」
「え~っと…。」
「ははは。」

「はは、子どもがトラウマを受けてしまう様な内容はまずいだろうけど、弱肉強食の世界を紹介。
後、絶滅した動物のことやその後の変化も取り上げたいな。」
「そうね、絶滅危惧種のことは動物園では避けて通れないことだわ。」
「ただ動物を展示するだけでなく、系統立てて分かり易く動物達を取り巻く問題を紹介出来たら、動物園の価値が高まるよな。」
「動植物園に付加価値を付ける、佐々木先輩の企画書にもあったわね。」
「う~ん、実現化の目処が立ってない新獣舎で考えていたけど、別の所で実現出来ないかな。」
「そうだよな、新規の企画としてまとめてみようか。」
「総務部新規企画課が窓口だったよな。」
「この企画に参加したい人はこの後残ってよ、基本は今進めてる新獣舎の展示内容検討とかぶるから並行して動いても問題ないと思う。」
「あっ、焼肉行く人は良いよ、恵美。」
「そんな~、仲間はずれにしないでよ~。」
「うんうん、仲間はずれにすれば、恵美のストレス適度に増えて経済効果有りそうね。」
「あ~、私のおサイフがピンチに…。」
「恵美、どれだけ食べるつもりなの?」
「うん、牛一頭ぐらい。」
「ははは。」

「はは、恵美と祥子、面白すぎ。」
「さすがパフォーマンス部。」
「祥子、今のって台本なしなんでしょ?」
「えっ? 台本? 恵美の有りのままだから台本なんて有る訳ないでしょ。」
「そうだったのか…。」
「こら! そこ、納得しない!」
「ははは。」

「恵美、今の内容で一本ネタを作ってみるわ。」
「うん、企画紹介の要素も入れるんでしょ、祥子。」
「もちろんよ。」
「恵美、今度焼肉おごるよ。」
「え~、ほんと~、嬉しい~。」
「中村先輩、私は?」
「もちろん祥子も一緒に。」
「良いんですか先輩、祥子は私の倍は食べますよ。」
「えっ?」


花ワールド-hirata
ぷちぎふと工房 コンサルジュ
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0