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架空サークル-50 [動植物園再生-05]

「それから。」
と意を決したと言わんばかりに、佐々木達を見つめるさより。
「私がんばりますから、私のこと、さよりって呼んで下さいませんか、何時までもさよりさんじゃチームの結束が…、対外的にも疑われます。」
「う~ん…、西山の手前…。」
「健くんはそんなこと気にしないですよ。」
「私も、裕子って呼んでいただけたら。」
「あ、あの~、え~っと、私も…、桜子って…。」
「ふふ、桜子ったら顔真っ赤じゃん。」
「ちょっと、どきどきするな…。」
「遠藤先輩、桜子に惚れましたか?」
「ま、細かいことは気にするな。」
「ね、桜子、腹括った?」
「えっ?」
「本気でプロを目指すなら皆で応援するけど。」
「さより…、ちょっと緊張してるけど、がんばる。」
「適度な緊張は必要、ただ本番でいかに緊張してない振りを出来るかが重要って誰かが言ってたな。」
「あっ、佐々木さん…、それ名言かもしれません、私の座右の銘にします。」
「私も…。」

「ねえ、裕子。」
「は、はい佐々木先輩。」
「一人芝居ってやったことある?」
「エチュードでなら少しだけ有りますけど。」
「セリフ一切なしってどう?」
「え~、ハードル高いな。」
「桜子の演奏とのコラボってどうかな?
無理そうなら他の人を当たるけど。」
「えっ、えっ…、先輩ってサディストだったのですか…、そんなの、やりたくてやりたくないっていうか…、え~、やってみたいけど…、怖すぎで…、あ~ん、遠藤先輩助けて下さ~い。」
「はは、すぐ答えを出す必要はないからね、ちょっと絵にならないかなと思ってね。」
「もしかして発案は遠藤先輩なのですか…。」
「バイオリンとのコラボで君が目立てば桜子も楽にならないかと思ったのさ。」
「あのですね、一人芝居ということだけでもすごく大変なことなんですよ、それを動きだけでなんて…。」
「ま、やってみないか? だめだったらやめれば良いだけだからさ、桜子はどう?」
「私は裕子さんとならやってみたいです、今日も…、演奏前の緊張を軽くしてもらえましたから。」
「う~ん…、でもほんとに私のレベルが低かったらちゃんとストップかけて下さいませんか。
桜子さんと組むってことは…、それなりの覚悟が必要だって思いますから…。」
「ま、やってみてよ、それから次の可能性を考えれば良いんだし、時間かけても良いからね。」
「時間かけたらだめです、勢いって大切なんですよ、でも、ストーリーとか…。」
「ごめん忘れてた、台本とか演出スタッフもちゃんと探すからね。」
「裕子、見つからなかったら遠藤が演出とか仕切るそうだ。」
「えっ? え~っと…、あ~、だめだめ、とにかく色々考える時間下さい…。」
「遠藤じゃだめなのか?」
「い、いえそういうことではなくて、もう…、あっもうすぐ最後の出番なんで準備に行きますね。」
立ち去る裕子。

「裕子の最後の出番って?」
「え~っと、まあ気にしないで下さい。」
「さよりはどう思う?」
「私も彼女の演技を全部知ってる訳では無いですから…、ただ全否定しなっかったってことは…、先輩方、面白くなるかもです。」
「私、迷惑かけたかな~。」
「桜子は、とにかく堂々としてなさい。」
「うん…。」


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