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架空サークル-37 [動植物園再生-04]

「うん、基本的に皆の意見は間違ってないと思う。」

真顔で話し始めたのは遠藤だ。
「秘書の話しも良いんじゃないかな、やりたい子達全員秘書にして作業分担してもらおう。
ただ、佐々木だけの秘書じゃなく他のスタッフの秘書もやって欲しい。
ま、当たりはずれで揉めそうだけど、それも実習の内だな。
イメージ作りも大切だと思う、佐々木ファンクラブの会員が増えたらサークルの動きもより活発になると思うし。
やっぱ、佐々木は俺たちの象徴でもある訳だからさ。」
「遠藤から真面目に話されると、俺も…、賛成…、だな。」
「私だって真面目に話してたのですけど。」
「でも女子たち、舞い上がってないか?」
「はは、まずは秘書の問題を具体化させないか。
人数がどうなるか分からないけど、西山がまとめることにして…。」
「遠藤先輩、自分じゃあのパワーに…、負けそうです。」
「ま、さよりさんに助けて貰えよ。
少ないスタッフの問題はかなり解決すると思うからさ、な、佐々木。」
「だな、遠藤のおかげで、ようやく落ち着いて考えられたよ。
自分のイメージ作りなんて考えたことなかったけど、確かに必要なのかもしれない。
でも、嘘っぽいのはちょっとな。」
「佐々木さんは基本今のままで良いんですよ、むしろ変わって欲しくないわ。
ただ服装を変えたり…、そうだ、学生が作ったりコーディネートしたりってのも対外的に有りじゃないですか。」
「スピーチの時の目線とか、ちょっとした演出で先輩の魅力が一段と。」
「そうだな、政治家でもやってることだから…、こんなことも俺たちの取り組みの一つとして表に出して行って良いんじゃないか。」
「伊藤さんいかがです?」

こんな場をテレビ局のカメラと共に見守る担当者の姿があった。
伊藤は局のディレクターだ。
「うん、良いと思うよ、サークル活動の中で君たちが試行錯誤して行く姿こそが、人々の興味関心を引き付けると思うからね。
なんなら、その道のプロを紹介しても良いけど。」
「お願いします!」
「伊藤さん、どうせなら佐々木が彼女たちの力でどう変わって行くかって企画どうです。
ちょっと本編から外れた形になりますけど。」
「いや外れてないし良いと思う、君の企画採用だな。
どう? うちの会議とかにも参加してみる?」
「えっ? 良いんですか、自分の考えてた企画は今日の発表で木端微塵となりましたし、元々マスコミ利用を目論んでいたので…、体験させていただけたら嬉しいです。」
「よ~し、今の言葉もしっかり記録されてるからな、俺がみっちり仕込んでやる。」
「何か怖いような…。」
「う~ん、下手な芸人に高いギャラ払うより面白い企画になるかもしれんな。」
「そう言えば伊藤さん、明日のニュース番組で紹介していただけるんですよね。」
「ああ、だけど明日は軽く紹介程度だよ、うちはね。」
「基本ローカルのみですよね?」
「まあ、ニュースで取り上げるのはね、ただ半年後ぐらい先には全国に向けて発信できるコンテンツを完成させたいと思っているよ。」


花ワールド-hirata
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