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架空サークル-31 [動植物園再生-04]

ゴールデンウイークも終わり新年度も落着き始める頃、サークルのメンバー達はサークル発足式という節目の時を迎えていた。
式は型通りのもの、挨拶が長いということもなく順調に進んでいた。
式も終盤、地元有名企業の社長直属、上野卓郎が紹介された。

「ただいま紹介いただきました上野です。
ちょっと私の肩書きに疑問を抱かれた方もお見えでしょうから、まずはその辺りから説明させて頂きます。
わが社の社長は準備段階始めの頃から皆さんの活動報告を受け取っていたそうです。
うちは、今までも動物園に対する支援をしていましたから、市職員の永田さんも思う所あったのでしょう。
私は一月の始めに社長から呼び出しを受けました。
これはうちでは結構異例なことなんですが…。
その場でこのサークルの話を聞かされ、社長直属の形で動いてみないかという打診を受けました。
まあ、社長直属の平社員なんですけど、自分はこんな面白そうな話を断るタイプではないのでその場で了承しました。
その後、それまでの総務の業務から一切外れ、このサークル支援の企業側取りまとめ役となったのです。
えー、学生の方々には今まで秘密にさせていただいておりましたが、お手元に協力企業一覧が有ると思いますのでご覧下さい。
すでに40社の社名が記載されていますが、少なくとも倍ぐらいにはなると思って下さい。
我々は、地元企業として皆さんの企画を手助けして、また内容によっては共同研究ということも考えています。
企業としてはこの活動を通して優秀な人材と繋がりたいという気持ちが有ります。
また、この活動によってこの地域の活性化ということも考えております。
場合によっては全くの異業種と手を携えていくことも念頭に置いています。
私は皆さんと各企業との橋渡し的な立場でお手伝いさせて頂きます。
今後協力企業との間で問題が起きた時など私の方に連絡お願いします。
サークル協力企業側実務担当、上野と認識していただけたら幸いです。」

少し間を置く上野。
上野の話しの意味を理解出来た学生たちは、興奮ぎみに彼を見つめている。

「産学官の連携、我々が目指しているのはその実験的取り組みです。
産で有る我々はまず資金面で、そうですね…、皆さんから頂いた企画の中で大規模な工事を伴わないようなことはすぐにでも進めて行きたいと考えています。
すでにバックアップ体制を整えつつある企業も有ります。
もちろん、その過程で得られたことなどをフィードバックして頂けたら幸いですが、そうでなくても皆さんが一つ成長する機会として下されば嬉しいです。
学としての皆さんには是非卒論等の研究にこの活動を生かしていただけたらと思っています。
会の顧問、相談役に名を連ねて下さっておられる大学の先生方も、大学間の交流など、また違った視点での応援も模索しておられます。
官、市長もずいぶん乗り気ですからね。
実務面では、代表の佐々木光一君、市役所の永田さん、そして私上野が中心となります。
この後各企画ごとに支援スポンサーとの調整の時間が有ります。
準備が進んでいる企画は日程の案まで踏み込んで下さい。
皆さんの思いを実現させましょう。
で、最後に一つだけ言わせて下さい。
動植物園での活動は我々のきっかけであり象徴になると思っています、でも、もっと広がる形をイメージして活動していって欲しいと思っています。
よろしくお願いします。」


花ワールド-hirata
ぷちぎふと工房 コンサルジュ
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