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架空サークル-24 [動植物園再生-03]

少しずつ人数の減って行く会議室。

「光一せんぱ~い。」
「ああ、夏子、どうした?」
「えっと、私のささやかな企画書です、一応プリントアウトした物とUSBメモリでデータを、えへっ、軽いんですけどね。」
「うん、ささやかでいいんだよ、USBメモリはすぐ返した方がいいかな?」
「いえいえ、何時でもいいです、先輩お忙しそうですし。」
「え~っと、あっ、ちゃんと名前書いてあるんだ。」
「はい、お返し下さる時は色々…お写真とか入れておいていただけたら幸いで~す。」
「はは、考えとくよ。」
「え~、考えとくよは…。」
「そうだったな…、善処するよ。」
「う~ん、なんかな~、ま、いっか。」
「はは。」
「ね、光一せ・ん・ぱ・い、私、思ったんです。」
「うん、何を?」
「桜って綺麗じゃないですか、みんなが浮かれるぐらいに、でも、桜だけが花じゃないって、思いませんか。」
「そうだな。」
「植物園の中でも綺麗な花にばかり皆の目が行くけど、雑草だって植物ですよね。」
「まあそうだな、でもね雑草って名前の植物はないんだよ。」
「あっ、確かにそうです。」
「大川と分類学の話ししてる時に出てきてね、昭和天皇のお言葉でもあるそうだ。」
「へ~、じゃあじゃあ、皆が雑草って呼んでる植物を、もっと知ろうって企画どうですか~、もやもやって考えてたんです。」
「うん、良いね、むしろ俺たちじゃなきゃ出来ない企画かもな、夏子のこと見直したよ。」
「やった~。」

「お~い、お夏、帰るわよ~。」
「あっ、さよりだ、じゃ光一せんぴゅあい、まったね~。」

「う~ん、かわいくはあるが…。」
「どうした、佐々木。」
「ああ中山…、そう言えばお前の企画なんだけどさ。」
「おう、何か問題でも?」
「いや、問題ってことでもないんだけど、空き店舗再生って結構色々なプロジェクトが絡んでく訳じゃないか。」
「そうなんだよな、今後の調整が難しくもある。」
「でさ、中山の立ち位置なんだけど、まとめ役に徹してさ、細かい部分は全部後輩連中に、ま、後輩じゃなくても良いんだけど、一旦仕事全部振り分けてみないか?」
「俺は何するの?」
「まずは振り分ける、その進行を見守り調整する、一つ上の目線ってことかな。」
「う~ん、そっか~、ただちょっと人材的に足りてなくないか?」
「まあ、あせる必要はない、これから入ってくる人にも手伝ってもらうという前提だ。」
「あっ、そう言えば佐々木、スタッフ人事先送りしたな、それも関係してるのか?」
「ああ、プロジェクト全体を考えたら人は足りてない、補助的なメンバーを増やすことはそんなに難しくないかもしれないが、やはりスタッフとなるとね。
で、これから入ってきてくれる人達も、プロジェクトリーダーやメインスタッフになって欲しいと思ってるんだ。
その為には、今の段階で変に形を作り過ぎてしまわないこと、それと新メンバーが気持ちよく参加できる体制を作っておきたいとは思っている。」
「やっぱり、お前はリーダーの器だよ、俺だって高校の生徒会長とかやってきたけど、そこまでの視点は全く持ててなかったよ、新規メンバーを含めての組織固めという方向性か、俺は、プロジェクト内の組織作りに力点を置けばいいんだな。」
「そういうこと、その目標とする組織図とかを含めて…、組織作りという側面からの企画書を作ってみてくれないかな。」
「はは、断れんわな~、締め切りは?」
「もちろん四月末、無理してでも。」
「了解、がんばってみるわ。」

「中山さん、佐々木さんとのお話しは終わりましたか?」
「あっ、ああ。」
「すいません、私も佐々木さんと相談したいことが有りまして…。」
「はいはい自分は帰りますよ、佐々木を独り占めなんてしませんよ。」
「いえ、そんな意味じゃ…。」
「う~ん、中山はもう少し芸風…、考えた方が良いかもだな。」
「おいおい、佐々木までもが言うか?」
「はは。」

「佐々木さん、例のイベントなんですけど、そろそろ日程を決定したいのです、具体的な日程も決まれば、企画書も作り易くなりますし。」
「そうだね、竹内さんたちの希望はどうなの?」
「まずは、早く、とにかく一回やってみたいというのが本音です。」
「最短でやるとしたら何時頃?」
「う~ん、五月末ぐらいでしょうか、正直言って混成なのでレベルはやってみないと分からいって感じですが、ただ一度やってみて、お互いのスキルとか問題点とか把握出来たら、二回目以降はレベルアップしていきますよ。」
「いいね、はは、その…、やってみて、てのが俺達らしいし…、じゃあ、五月末で決めちゃおうか、ま、雨天順延とか…、ちょっと失敗したからリベンジってのも有だからね。
基本的な了解はとってあるから大丈夫だと思うけど、企画書はきちんと出してね。」
「はい、もうほとんど出来てますから大丈夫です。
あっ、この前、佐々木さんが紹介して下さった橋本さん、トークのスキルとかも高くて頼もしいですよ。」
「どう、仲良くやれそう? 混成軍だから、皆が仲良くやってくれることが一番なんだけど、どうかな?」
「大丈夫ですよ、この前はなんか佐々木さんネタで盛り上がっていましたし。」
「えっ、それって…、何?」


花ワールド-hirata
ぷちぎふと工房 コンサルジュ
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