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F組三国志 14-3 [F組三国志 14 原崎すみれ]

ふわ~、今日は球技大会か…。
夕べは、大地さんのこと考えてたらよく眠れなかった。
期末考査が終わってから気が抜けてるってこともあるけどね。
まあ、ドッジボールであてられないようがんばるか。

「すみれ、男子バスケの応援、行くんでしょ?」
「も、もちろん。」
「一回戦目、もうすぐよ。」
「ねえ、玲菜は誰の応援?」
「誰って? みんなの…、あっ、すみれは特別な誰かさんの応援なの?」
「えっ、えっと…。」
「ふふ、嶋くんでしょ?」
「えっ?」
「省吾さまには美咲さま、哲平さんは静さん、後の二人はすみれにとって問題外だろうから、残るは嶋くんしかいないわね。」
「断言するか~。」
「違うの?」
「へへ、ばれちゃしょうがない。」
「でも、競争率高いわよ。」
「う~ん。」
「うちのクラス、カップルの成立続いてるから、みんな刺激されちゃってさ。」
「そうよね…、省吾さまに黒川くん、哲平さんも静さんとって感じになってる…、そういう玲菜はどうなの?」
「私は中学から付き合ってる先輩がいるから。」
「あっ、そうなんだ、いいな~。」
「ふふ、嶋くんなら、すみれとお似合いじゃない。」
「そ、そうかな、でも、告ってだめだったらって思うとね…。」
「のんびりしてたらだめよ。」
「うん…。」

試合が始まった。
スポーツしてる男の子ってかっこいいな。
大地さん、動きがいい。

「F組がんばれ~!」
「哲平さ~ん!」
「嶋! いけ~!」

大地さんボールをとった。
省吾さまにパス。
シュート。
はいった~!

「ナイッシュ!」
「大地さん、ナイスパス!」

あっ、こっち見てくれた。
へへ、大地さんって呼んでるの私だけかも。
あっ、今度は大地さんから哲平さんへパスが通った。
シュートも決まった!

大地さんボールについてくの早い。
またボールをとった。
右に省吾さま、左に哲平さん。
あっ、二人同時に切り込んで、大地さんからのパスは省吾さまが受け取って…。
す、すごい、あっというまに省吾さまから哲平さんに渡って、シュートが決まった。
すごいチームワークだ。

「ナイッシュ、哲平!」
「いいぞ~!」
「大地さん、すてき~!」
「省吾さま~!」

なんか圧勝って感じだ、球技大会特別ルールだからもうすぐ半分終わるけど、二十二対四。
ふふ、応援でも圧勝ね、F組の。
えっと、休憩は…、スポーツタオルとドリンク持ってきたけど…。
ええい、行くしかないな。
ちょっとはずかしいけど…。
時間だ。

「お疲れ~。」
「おう。」
「圧勝だよな。」
「油断は禁物だぞ。」
「今日はシュートが冴えてるね、哲平。」
「嶋のパスがよく通ってるから。」
「はいタオル、省吾、お茶少し飲む?」
「サンキュー。」
「哲平さん、どうぞ。」
「有難う、しずか。」
「大地さん、タオル、スポーツドリンクで良かったかしら。」
「うん。」
「あれっ? 何時の間に、すみれ?」
「へへ、どさくさにまぎれてしまいました、美咲さま。」
「す、すみれの声大きすぎ、大地さんなんて他に誰も呼ばないだろ。」
「やっぱ、迷惑だったかしら…?」
「そんなことはない。」
「嶋くん、活躍の影に原崎すみれありってこと?」
「美咲さま…。」

「さ、後半も気合入れていくぞ。
ただし、後の試合も考えに入れて、体力温存でいこう。
ファイブゴール差になるまでは軽く流して、露木と森は次の試合に備えて、パスのタイミングとかの確認をしていてもいいよ。」
「はは、試合中に練習できるとは思わなかったな。」
「嶋は一番動いてるから、ちょっと控えめにな。」
「おう、了解。」
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