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F組三国志 14-2 [F組三国志 14 原崎すみれ]

嶋くん…、大地さんが隣に座ってる。
でも、だからって…。
つかの間の幸せってことかな…。

「ねえ、原崎さん。」
「は、はい、社長。」
「自分でデザインしたものを、って話していたけど、デザインとかやってるの?」
「デザインと言うより、ふふ、私は手芸をやってるからって今日の参加者に選んでもらえたんですよ、省吾さまに。」
「手芸?」
「はい、何か関係のある工場かと思ったら全然違っててびっくりでした。」
「だろうね。」
「でも、省吾さまの話しを聞いてたら…、だ、大地さんと一緒に、私もお手伝いできそうです。」
「ありがとう、オーダーメイドの金属装飾なんて思いもしなかったよ。」
「はい、道具を持たない素人が簡単に作れるものではないですから…、手芸をやってる人でも、違った素材に興味のある人もいます。
誰でもできる手芸ですが、ハイレベルな人たちの作品は芸術なんです。
手芸の枠に囚われてない人も結構いるんですよ。」
「う~ん、そんなこともイメージしての工房ってことなのかな。
工場の製品と全く関係ないものも工房から発信していくことで、会社の活性化を図る。
不用品置き場になってる倉庫の有効利用ということだったから了承したけど。」
「あれだけ広い倉庫だと、工房として色々なことができそうですよね。」
「そうかな?」
「趣味のレベルからお仕事のレベルまで、うまく運営できれば会社に貢献できるって、省吾さま話してました。」
「チーム赤澤で工房のプロジェクトを立ち上げて、初期投資の問題をクリアできればってことだったね。
うちに余力があれば、資金も提供できたが…、まずは倉庫内の不用品を全部片付けて、倉庫を使える状態にすることが私の役目ということなんだけど…。
ねえ、嶋くん、倉庫の不用品は売れるだろうか?」
「はい、業者へ持ち込めばそれなりの金額になると思います。
そうだ、自分、うちと関係の有るリサイクル会社の人と顔見知りなんです。
資源ゴミを持ち込む時、トラックに乗せてもらってましたから。
行くと、お菓子をもらえたりして…、工場からもそんなに遠くないから…。
一度、その会社の人に見てもらってはどうでしょう?
それにしても、社長、ずいぶん溜め込みましたね。」
「はは、昔は製品を大量に作っておいて倉庫に保管、注文に応じて出荷していたけど、最近は必要な物を必要なだけ、という生産方式に変わってきたからね、倉庫に余裕ができたら、とりあえずいらないものは倉庫へって感じになってしまってた。」
「うちは敷地に余裕がないから考えられないことです。」
「そうか…。」
「持ち込むにしても、先方の一番都合の良い所へ持ち込めば、より高値で引き取ってもらえるみたいです。
輸送コストを最低限に抑えるってことですね。
従業員の方に余裕があるのなら、材質の違う物をバラしておくと先方の手間が減ることになって、やはり高値となります。」
「ずいぶん詳しいんだね。」
「はは、話し好きのおじさんがいましてね、色々教えてくれたんです。」
「紹介してもらえるかな?」
「はい。」

そっか、あれだけの量があると、ちょっとしたことで、ずいぶんな金額の差になるってことなのね。
片付けるの大変そうだ。
大地さんって、普通に社長と話してる、なんか大人だよなぁ~。
大地さんが説明して、社長がお願いしてる。
あ~、私なんかじゃ相手にしてもらえないのかな…。
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