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明日へ、百年後を見据えて -5 [言いたい放題、書きかけ的]

「さて、まぁ素人考えってとこだけど…、景気対策について考えてみようか。」
「現時点での最重要課題の一つですね。
何か案でも?」
「ああ、まずは低所得者層の、賃金引き上げだな。」
「そう言えば、最低賃金を計算すると生活保護を受けてる人より収入が少なくなる場合もあるとか、ニュースになっていますね。」
「うん、そんな額では働く意欲もな…。
だから、上げるべきという声も出てる訳だけど、話は単純じゃない。
仕事によって色々条件が異なるからね。
若くて元気な人がやれば一時間で済む仕事を、のんびり三時間かけても良いということなら、安くても、まぁボケ防止とか健康のために働くという人もいるからな。」
「そうですよね…、雇う側としてはコストの問題もあるわけですし。」
「ああ、単純に上げたら、やっていけなくなる零細企業も少なくないだろうね。
でも、人件費を極端に抑えなくては成り立たない企業もどうかと思う。
親会社の言いなりにならざるを得ない状況でそうなってしまった零細企業も多いと思うけど…。
例えば、原料が値上がりすると、企業努力で製品価格を据え置く、なんて発言が出てくる、消費者は物価が上がらなくて良かったと思うかもしれないけど、企業努力なんて人件費の抑制だったり、下請けへの締め付けだったりする訳だ。
企業努力によって価格が据え置かれたおかげで、泣きを見ている人がいるという事実にも目を向けるべきだと思うんだ。」
「安く商品を手に入れることができる、その影で泣いてる人がいるということですか…。」
「そういうことだな。
だから…、最低賃金という言葉が出てきたけど、適正賃金という考え方があっても良いと思うんだ。」
「適正…、ですか。」
「もちろん人によって条件が異なるから単純じゃないけど…、例えば三十歳未婚の男性、賃貸のワンルームマンションに住んでいて、近い将来結婚したいと考えている、子どもは三人欲しい、住んでいる地域やその他の要素によっても変わってくるけど、さて彼の年収はどれくらいが適切だろう。」
「うわ~、難しいですね。」
「確かに簡単に計算できることではない、でも、現在非正規雇用の形で働いている人の年収は、近い将来結婚したいと考えている、子どもは三人欲しい、という条件だけで、適正と言える金額からほど遠いものになっているのが現実じゃないのかな。」
「でしょうね。」

「今まで働く人の賃金はどの様に決まってきたと思う?」
「やはり需給関係でしょうか、人手不足なら上がり、余っていれば下がる。」
「だろうね、もちろん特殊な資格とかも影響するだろうけど。
ただ、正規雇用が当たり前だった頃は、まだバランスがとれていたのかもしれない。
それが、景気が良くても非正規雇用の形で人件費の抑制を図るようになってしまった。
また現在の経済システムが、一国での失敗が世界中の経済に大きな影響を与えてしまうような、脆弱な経済システムであることを皆が気づいてしまった。
さあ、どうする?」
「うーん…。」
「私は、根本的に社会のシステム、それに対する考え方を変える、方向性を持つべきだと思うんだ。」

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