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明日へ、百年後を見据えて -1 [言いたい放題、書きかけ的]

「う~ん、どうも勢いよく書けないなぁ~。」
「先生、どうしたんです?」
「うん? ああ山形くんか。
自分の思ってることを文にしようとしているんだけどね、いまいち勢い良く書けないんだ。」
「そうなんですか。」
「まぁ内容が硬いし、選挙とかもあるし…。」
「選挙が影響?」
「ああ、支持政党は無いけど…、自民党が政権を握っていた頃は反自民で書けば勢い良く書けたかもしれない。
でも民主党になって、そうだねがっかりさせられることも多いけど、言ってることは自分の考えに近かったりしてさ。
そのことは書くことのメインじゃないんだけど、どうも引きずられてしまってね。」
「そうなんですか。
で、先生の今回のテーマは何なんです?」
「うん、簡単に言ってしまうと、大学に明日の日本や世界を考える学部とかを設置したり、カリキュラムに明日への夢を創造していく様な内容を組み込むということ。」
「はは、またまた夢の様な話しなんですね。」

「そう、夢の様なお話しなんだけどね…。
山形くんは、明日の日本がどんな社会だったら思う?」
「えっ、明日の日本ですか…。
う~ん、今は自分の就職のことで…。」
「そうか、今、日本の若者の多くはとりあえず目先の問題で手一杯になってるからな。
学生なら就職か…、山形くんは就職難を肌で感じ取っていると思うけどね。」
「はい。」
「そして、就職した後も色々大変なんだよ。
一昔前なら、まだ企業に人を育てるという気持ちがきちんとあった。
以前の日本は就職するとその会社の定年まで勤務する人が多かったんだ。
だから学校を卒業したばかりで、現場のことが何も分からない新人も大切にされてきたのだと思う。
それが今は、企業や職種にもよるけど…、新人だけじゃなく人を大切にしない企業がうんと増えてしまったからね。」
「そうなんですか。」
「自由競争の社会で企業が生き残るためには、より安く製造して企業間の競争に勝ち残らなければいけないからな。
その為には人件費を抑えることになる。
正社員にはより密度の高い労働を求め、その数を減らし、非正規雇用や請負といった形態で人を働かせる。
これによって目先の利益が上がる。」
「目先ですか?」
「ああ、そしてどうなったか…。」
「…。」
「格差社会、ストレス社会。」
「なんか暗いですね…。」
で、企業の業績が下がるとまずは人減らしだ、非正規雇用の人たちを切って、社員の早期退職を促す。
こんなことは中間管理職の役目なんだろう。
そんな人減らしの作業を行ってきた中間管理職の男は、ふと気づく、自分がやめれば一人減らせることに。
別の中間管理職の男は人減らしに成功した。
だが、自分の息子には正規雇用の場がなかった。」
「な、なんかブラックですね。」
「現実の話なんだ。」
「なんかなぁ~。」

「百年後もこんなことやってるのかな?」
「えっ? 百年後ですか?」
「これだけの問題を抱えている訳だから、今の経済社会が完成されたものである筈がないと思わないか?」
「そ、そうですよね。」
「じゃ、どうする?」
「えっ…。」
「もっと研究されて良いと思うんだ。
社会経済、政治色々な分野でもね。
資本主義は行き過ぎた自由競争の結果、貧富の差を拡大させ、自殺者の高止まりに見られるように、ストレスの多い社会を生み出してしまった。
社会主義は崩壊しただろ。
今までも色々な考えが発表され、実践されてきた訳だけど、まだ完成度の高い社会になっていないと思うんだ。
人類は類として発展してきた筈なのに、先の見えない人が多くいる日本。
このままで良いのか?」
「良くないです。」
「だから研究するんだ、大学が中心となって。
社会のシステムを大きく変える必要があると思うから簡単なことではないと思う、でも何もしなかったら良くなっていかないし、夢もない。
すぐに大きく変えようとすれば無理もでる、でも百年後を見据えていれば、そう我々の次の世代のためにと考えていれば違ったものになってこないかな。」
「でも百年後なんて、自分、生きていないと思いますよ。
先生だったら…。」
「はは、もちろんこの世に居やしない。
でもね、そうだな、老人が孫をかわいがるのは本能かもしれないと思うんだ。
自分たちはやがてこの世を去る、しかし自分の遺伝子を引き継いだ者がこの社会を引き継いでくれる。
例えば、林業が業として成り立っていた頃、檜の苗を植える老人がいた。
植えた檜の苗が成木になる頃、自分はこの世に存在するとは思ってもいなかっただろう。
でも、その苗が成木となったら自分の子孫がそれを生きる糧とすると信じて植えた。
自身も先祖の植えた檜を切って生きる糧としてきたのだから。」
「先祖から受け継いだものを子孫へ、ということですか。」
「ああ、そして、自分の孫のことばかりではなく、自分が死んだ後の、自分の暮らした村、町、国、この星のことを考え生き死んでいった先人もいくらでもいる。
もちろん、そういったすべての人たちが、次世代の人の生活を良くした訳ではないけどね。」
「はい、解ります。」

「今、この国の政治経済の中心で力を持つ、政治家や企業人たちの内、どれぐらいの人が、明日の社会をきちんと見据えているのか、いささか疑問なんだ。」
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