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夢プロジェクト-5 [権じいの村-11]

「慶次さん、衆議院議員の渡会さんから電話がありまして、現在無所属ですが宇宙に参加したいとのことです。
渡会さんに関するデータはパソコンの渡会というアイコンで確認して下さい。」
「真一は電話を受けてどう感じた?」
「そうですね、いささか興奮気味に話しておられましたが、無所属では何も出来ない、でも、今の政党には魅力がないと話してみえて…、慶次さんの本も全部読まれたそうです。」
「ならば、すぐにお会いしないとな、真一、調整頼む、最優先だ。」
「解りました、後、政党所属の議員からも会って話しを聞きたいとの打診が来ています。
今、個人データを確認しているところですが。」
「思ったより早かったな。」
「はい、議員さん達の中にも今の政党に疑問を抱いてみえる方がみえるのですね。」
「その方とは?」
「はい、やはり優先事項として調整を始めています。」
「お会いするのは、もちろん高級料亭だろうな?」
「ははは、近所の居酒屋の二階が確保して有りますよ。」
「こちらに来ていただくのか?」
「はい、渡会さんもですが、こちらに来ていただくことで本気さを見たいと思っています。
それとも高級料亭の方が良かったですか?」
「はは、まさか、高級料亭は冗談だよ、あそこの居酒屋だろ、おいしい物が気軽に食べれるからな。」
「店の二階は一部屋しか有りませんから、他の人に話しを聞かれることもないんです。
店長も、宇宙の会員ですから、優先的に…、というか今後二階はうちの自由に使ってくれて良いそうで。」
「そんなに通えないぞ。」
「普段は会員が来たら二階を使ってもらうそうです、で、僕達で部屋が必要になったら、会員は一階でという形で…、もっとも最近の客はほとんどがうちの会員だそうですけどね。」
「はは、学生達も通ってるのか?」
「はい、おいしいから…、飲もうか、となったらまずあの店へ、でも満席のことも多いから、だめなら別の店へって感じらしいです。
店長からは、最近は何時も満席で売り上げもぐっと伸びているから寄付もするよっ、て言葉もいただきまして。」
「それは嬉しいな。」

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「ニュースの時間です。
先日からお伝えしております、政治団体宇宙にまた衆議院議員が入会しました。
無所属の渡会氏の後、日本共和党などから離脱しての入会が続き、衆議院議員が五人となりましたので政党としての要件を満たし、新党宇宙を名乗ることとなりました。
では記者会見の模様をご覧下さい。」

「…、高柳氏が山里市の市長に当選されてから、ひと月程で衆議院議員五人の政党となった訳ですが、白川代表から感想をお聞かせ願えますか。」
「そうですね、正直言って早かったですね。
無所属の渡会さん以外は所属政党との問題もあったでしょうから、よくご決断いただけたものだと思っています。」
「代表からお声を掛けられたのですか。」
「いいえ、まだこちらからお誘いさせていただく様なレベルではありませんから。」
「そうですか、では、今日入会…、入党を発表された岩永議員から一言お願いします。」
「はい、私が最初にこの党のことを知った時は、学生達のお遊びかなと、正直思いました。
しかし、少し気になって白川代表の本を読んだり大学教授の友人に尋ねたりしたのです。
そして白川代表のスケールの大きさに圧倒されされました。
宇宙の本部へ行ってまた驚きました。
今までの政党とは全く違うのです。
例えば会員、もう党員と呼んで構わないですね、その党員は大きく三つに分けられています。
自分の意見を積極的に出す人達のグループ。
この人達はネット上で自分の意見を発表しています。
将来の議員候補でもあります。
それから、その意見に対して自分の意見を出したり、賛否を投票したりするグループ。
そして、党費を払い寄付もするから、がんばってという形ののサポートグループとなります。
ネット上にはすでに膨大な量の意見が上げられていまして活発な意見交換がなされています。
それが、分野ごとにきれいにまとめられていまして、さすが大学がからんでいるということでしょうか。
とにかく党員に発言の場が与えられているのです。
これは私が魅力を感じたことの、ほんの一例に過ぎません。
法学部中心に法律全般の見直し作業も始まっています。
党員となった学生達の中には自分の卒論テーマを、新党宇宙の今後の取り組みの中から選んで研究している者も少なく有りません。
単に卒業する為だけの論文ではなく、国の為にと考えて研究しているのです。
今、若者達が立ち上がった、ならばそれを支えるのが私達の役割だと思うのです。
自分自身は国の為に働こうと思って立候補、ご支持をいただいて衆議院議員となりましたが、本当に国の為に働けているかと考えたら、色々党に縛られて大したことが出来てなかったと思うのです。
でも、新党宇宙でなら本当の国民目線で自分の力を発揮できると思っています。
所属する政党を変えるということは、支持して下さった方々には申し訳ないと思っています。
しかし、私も夢を持ちたかったのです、自分達の力でこの国を活気あるバランスのとれた国にして、他国に対しても誇れる国にして行きたいと。
それと…、これはいささか個人的な夢ですが、白川代表に日本の総理大臣になっていただきたいとも思っています。
皆さん、白川代表とともに、この国を若返らせませんか。
余計なしがらみのない新党宇宙なら、それも可能だと思うのです。
よろしくお願いします。」

「有難うございました。
では、次に…。」
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