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学校設立-5 [権じいの村-8]

「ねえ真一、権じい学園どう?」
「はは、いつの間にか、権じい学園って通称が広まっちゃったな…。
きっとうまくいくよ、久美。
都会で暮らしてた、この村出身の人からも、学校ができるなら帰って農業したいという声が上がっているくらいさ。
当初考えてた募集枠も、この村の人に合わせて増やすことになったよ。
やっぱ学校の存在は大きいよな。」
「そうね、開校に合わせて給食センター兼食堂も出来るから、雇用の場も増えるしね。」
「先生たちも移住してくるから、その子どもたちも学校へ通うことになる。
相乗効果って言うのかな、学校ができることで、この村の人口もずいぶん増えそうだ。
ねえ、食堂の方ははどんな感じなの?」
「お弁当を持ってこない子のスクールランチ、学生やプロジェクト関係者の食事、席に限りがあるからお弁当販売、お年寄り向けの給食サービス、食堂には畳の部屋も作って昼間はお茶とか出して、夜は居酒屋も兼ねる予定だからかなりの売り上げになりそう。
材料は権じいの店から仕入れる形にするから、店の売り上げもまた増えることになるわ。」
「株式会社なんだよね。」
「ええ、権じいの店と権じい食堂と合わせて一つの会社にすることになりそう。」
「全部、権じいなんだな。」
「ふふ、解り易くていいじゃない。」
「じゃあ、株式会社権じいだな、社長とかは?」
「社長は経営学部から派遣してもらう予定、役員には高校生や大学生にも実習の形で参加してもらうの。
管理栄養士はもう決まっていて、こちらに家族で移住してくる予定。
社員やパートの募集はこれからだけど、すぐ決まりそうよ。
今、本部で食事の手伝いをしていただいてる方々も、皆さん食堂で働きたいって。」
「朝から晩までだと人数も多くなるんだろ?」
「うん、今、大学の方で色々計算してもらってる、その結果を元にシフト表を作って、パートさんに埋めてもらうことになるわね。」
「俺の知らない内にずいぶん進んだな。」
「動く時は一気に動くのがこのプロジェクトの特徴よ。」
「そして見直す、という訳か。」
「今動いてることは試行錯誤しやすいことだからね。」
「まあ、俺の方も似たようなことだな、学園だって最初は試行錯誤の連続になるかも。
でも、たぶん、そんな試行錯誤を皆で楽しんで行くんじゃないかな。」
「ふふ、解る気がするわ。」
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