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権じいの店-6 [権じいの村-6]

「香織さん、こんにちは。」
「あら、真一さん、こんにちは。」
「お店、順調そうですね。」
「はい、売り上げもずいぶん増えてます。
スタッフも十人に増えて、と言っても見習いも含めてですけど。」
「権じいの店二号店へ向けてですね。」
「はい、店長と私以外は交代で二号店の村へ行って、お借りする建物の補修や、地元の方との交流を始めています。」
「うん、また一歩前進だ。
今ね、活動を広げようって気持ちが皆の中で強くなってきてるんですよ。
農村体験から移住してきた人の中には、他の過疎地へ、再度の移住を考えている人もいてね。
今、住んでいる家を空けることで、次の体験希望者を受け入れやすくできるからとか。
ほんとの過疎地で働いてみたいとかって。」
「そうですね、家も増えて畑もちゃんと耕されるようになって、植林地もずいぶんきれいになって。
こんなに早いとは思ってもみなかったです。」
「建物はまだ仮設が多いけどね。
そうそう、二号店もここと同じ感じになるの?」
「基本は同じですけど、学生さんの人数が少ないから商品の品揃えは違ってきます。
向こうは果樹園も結構あるから、大学向けの商品も少し違ってくると思いますよ。」
「なるほど…、ねぇちょっと前に思ったんだけど、JAの人って怒ってないのかな?」
「そうですね、ここは小規模農家が多いし、うちが扱うのは規格外が主だから問題ないと思います。
大規模農家だとJAからお金を借りての設備投資となって、自由がきかないこともあるらしいのですけど。
ここは自分たちで食べる分を作ってるって感覚だったから。」
「そうか商品作物という感覚じゃなかったんだ。」
「でもね、最近は農学部の人たちに刺激を受けて、今までとは違った野菜を作ってみたり。
学生たちに喜んでもらいたいって、ほったらかしになってたとこを耕したり…。
でね、学生さんたちや移住して来た人たちが手伝って下さるからか、生き生きとしてきた人も少なくないのです。
独りで畑仕事してたことを考えたらとても楽しいって。」
「うん、いいね。」
「健康面の調査を継続的にしてる子も、全体的に良くなってきてるって言ってましたよ。」
「そうか、ぼくらのやってきたことは間違ってなかったってことかな。」
「はい。」




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