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雪の日に-8 [権じいの村-4]

「じゃあ今日の講義はこれぐらいにするか。」
「慶次さん今日は有難うございました。」
「有難うございました。」
「いやいや、こちらこそ、みんなの質問は参考になったよ。
聡くん雪はどう?」
「まだ、少し降っています。」

「そうか春はまだ遠いのかな…。
そうそう、春になったらお祭りをしたいんだけどさ。」
「お祭りですか…、この村に伝わるお祭りとかがあるのですか?」
「昔は毎年やってたのが、ずいぶん前に途絶えてしまったそうだ。
その一部だけ復活させて、後は新しい祭りをと考えている。
山村の文化を研究してる先生にも協力してもらってね。」
「私たちも参加できるのですか?」
「ああ、そのつもりだよ。」
「でも、お祭りに参加したい人が全員来たら…、ここでは無理がありませんか?」
「その通りなんだ、このプロジェクトに関わっている人はずいぶんな人数になってるからね。」
「今で、どれぐらいなんです?」
実数は全く分からないけど、数え方によっては数百か千人を越えてるかもな。
権じいの湯プロジェクトによっては、もっと増えるぞ。」
「一度も来たことのない人も大勢いるんですよね。」
「うん、バックアップ専門の人からは一度村へ行ってみたいという声も結構届いている。
ただ、もう少し環境を整えないとな。」
「じゃあ、お祭りは?」
「二元的に開催しようと思っているんだ。
ここには各大学から、一部の代表だけに来てもらって村の人たちとお祭り。
そして、もう一箇所、うちの大学かどこかでイベントを開く。
そこでは、このプロジェクトに参加してくれている人たちに集まってもらって交流してもらおうかと。
春休み中なら、受験と調整できさえすれば何とかなるみたいなんだ。」
「でも権じいとかと繋がれないなんて何か寂しいですよね。」
「まあな、ただその頃には光ケーブルの工事が終わっていそうなんだよ。
思ってたよりは雪も深くないそうで、まぁ色々無理はしてもらってるみたいだけどね。」
「ということは,こことネットで繋げるということですか?」
「こちらの様子を向こうの会場で見てもらったり、テレビ電話で村の人と対話してもらったりとかね。
まあ、そんな感じのお祭りだけど、案とか思いついたら教えて欲しいんだ。」

「そうか…、テレビ電話か…。」
「どうしたの、良美ちゃん。」
「慶次さん、おそねばあちゃんと、毎日でもテレビ電話で顔を見ながら話せるようになるかもしれないんですよね。」
「うん、それも計画に入ってるよ。」
「電話の声だけでは健康状態まで十分に掴めないと思っていたのです。」




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