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雪の日に-7 [権じいの村-4]

「じゃあ討論を終わりにしてくれるかな。」

「少しずつ聞かせてもらったけど、なかなか核心を突く意見も出ていて面白かったよ。
そこのグループで出ていた、集団への帰属意識ということは人間の本能だ、という意見はその通りだと思う。
そしてそのことが時として排他性となってしまうよね。
地球というレベルで考えたら、生き物すべてが仲間なんだけど、より近い存在を仲間とし、遠い存在を時に敵とする、これは単なる物理的距離だけでなく精神的な距離も関係する訳だ。
米山理恵さんは岩手の出身だけど楠元くんは兵庫の出身、出身地は違っていても趣味は同じだ。
そこの長沢くんも兵庫出身だから、楠元くんとは同郷、だけど楠元くんに対して敵意を抱いてるかもしれない。
理恵さんは人気者だからね。」
「ははは。」

「何にしても人間関係というのは難しいよな、色々な人がいるからね。
さっきの討論は、あえて事前にグループ分けをしないでいきなり始めたらから、どうなるかなと思ってはいたけど。
さすがに優秀なメンバーばかりだから、自然とリーダーが現れてグループを作っていったな。
でもそれぞれ考え方が違っていたね。
ここに慣れていない人を積極的に集めたリーダーは所属の同じ人を複数入れることで、慣れていない人に安心感をと考えた。
別のリーダーは極力所属が同じ人を避ける形で、色々な意見が聞けるようにと。
なぜか女の子ばかりを集めようとしてたリーダーもいたな。
誰とは言わないけど。」
「みごと失敗しました~。」
「ははは。」
「逆に男の子たちが勝手に集まったグループも。」
「いや~、彼女の専門分野だからと思いまして…、俺たち工学部ですから…。」
「素直じゃないな~。」
「ははは。」

「とにかく色々な考え方が存在するわけだ。」

「さてここで話しを変えて、この村における…。」




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