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香織-10 [権じいの村-3]

「えっ? 香織ちゃん、会社やめるの?」
「はい、慶次さん、ずっと考えていたのですけど…、お正月に帰った時におじいちゃんやお父さんとも相談して決めました。
私、おじいちゃんちで暮らします。」
「そうか…、でも、仕事は?」
「私一人ぐらい、贅沢しなければ何とかなるって、おじいちゃんは慶次さんたちの手伝いを奉仕の気持ちでしなさいって。」
「う~ん、そうかボランティアって感覚なんだろうな、さすが源太郎さんだ。」
「手伝わさせていただけますよね?」
「もちろんさ、ただしボランティアではなく、きちんとした形で働いて欲しいかな。」
「え?」
「色々な大学が関わってくれているから…、今は組織が複雑になってる訳、それを整理して円滑に運営していくための、独立した法人を立ち上げる計画も順調に進んでいてね。
はは、まあ適度に揉めながらだけど。」
「はい。」
「当然、職員が必要になってくるのさ、香織ちゃんなら即採用だな。」
「は、はい、私にできる仕事も?」
「いや~、香織ちゃんにしかできないっていうか、香織ちゃんが適任という仕事も幾つかあるよ。」
「そ、そうなのですか?」
「真帆なんか、香織ちゃんに今の仕事やめてもらって、なんて本気で話してたぐらいさ。」
「そんなこと聞いてませんわ。」
「うん、軽はずみな話しで香織ちゃんの人生を狂わせてはいけないからってことでさ…。」
「もっと早く話して下さっていたら長く悩まずに済んだのに~。」
「でも簡単で楽な仕事でもないからさ…。」
「村のためになって、慶次さんたちのお役にも立てる仕事ですよね!」
「もちろんだよ。」

「はぁ~、お父さんの仕事がないから村を離れ、地元では仕事がないから、私はここで就職して…、でも…、今は村に仕事があるのですね?」
「ああ、香織ちゃん、俺たちと働いてくれるかな。」
「もちろんです! よろしくお願いします!」




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