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香織-9 [権じいの村-3]

ピンポ~ン。

「香織~。」

「は~い、沙紀、今、開けるわ。」
「あらっ、前に来た時よりすっきりした感じね。」
「う、うん、あまり使ってないものは実家へ送ったの。
それより、番組もうすぐだからさ。」
「わかった、ちゃんとチューハイとか買ってきたからね。」
「うん、さぁさぁ。」
「はは、香織ったらワクワクモード?」
「へへ。」

「始まったわね、権じいの村、過疎の村での新たな挑戦かぁ…。」
「大杉さまだ…、あっ、沙紀、あの家は小春ばあちゃんちよ。」
「へ~、ここが香織の育ったところなのね…、雪が積もってる。」
「あっ、じいちゃんちも映った…、あそこには私の部屋もあるのよ。」
「ふ~ん、それにしてもすごい田舎ね。」
「ふふ、コンビニもない、信号もない…。」
「何にもないんだ。」
「でも豊かな自然があるのよ。」

『この村は…。』

「そっかお年寄りばかりの村なのね…。」

『この村をユニークな手法で再生しようという活動の…。』

「あっ、慶次さんだ、テレビ映りもいいわ~。」
「かっこいいじゃん。」

『現時点で12の大学が参加と…。』

「あ~、増えたんだ。」

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「こんな真面目な番組…、香織に誘われなかったら絶対見なかったわ。」
「でしょうね。」
「でも、何か考えさせられたし、ほんとに挑戦なのね。」
「うん、実際に大学の人たちとかのお話しを聞くと、もっと、すごいって感じるわよ。」
「そっか、こんなことに香織は始めの頃から関わっていたのね。」
「ふふ、ちょっとした偶然でね。」
「それにしても、あんなとこで暮らすなんて大変そ~。」
「うふ、住めば都よ。」
「私には無理。」
「はは。」
「あっ、お正月はあそこで過ごしたのね?」
「うん…、沙紀…。」
「香織…。」
「お正月にね…、おじいちゃんや家族のみんなと相談したんだ。」
「うん。」
「今の仕事やめて帰ろうかなって。」
「えっ?」
「さっき映ってた、じいちゃんちで暮らそうかなって。」
「え~、何にもないとこなんでしょ? お年寄りばかりで…。」
「はは、そうなんだけどね。」
「大変そうだけど…、そっか、香織はここでの生活に馴染みきれてないとこがあったから…。」
「うん。」
「でも仕事とかないんじゃ…?」
「それがね…。」




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