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香織-3 [権じいの村-3]

「香織さん、見学の一ヶ所目はここよ。」
「はい、真帆さん男の子たちが作業してますね。」
「ここは駐車場にさせていただく予定なの。」
「駐車場なら校庭があるじゃないですか?」
「今はね、でもいずれは本来の運動場として利用したいから。」
「それだと、ここでは狭くないですか?」
「ええ、ここの他にも考えてるわ、ただね大学関係者の車についてはここへの乗り入れを制限するつもりなの。」
「制限ですか?」
「制限しなかったら、ここ、車だらけになっちゃうわよ。」
「そうか、大勢の人が来るようになるのですね。」
「だから駐車場はう~んと下に作る計画でね、土地確保の話しも進んでるのよ。」
「でも、それだとここまではどうするのですか?」
「駅と駐車場、診療所の前を通ってこことをバスでつなぐ予定、そうそう、ここだけだと宿泊に無理があるから、幾つかの宿泊施設も…、バス停候補ね。」
「路線バスということですか、昔はここにもバス路線があったそうですけど、バス会社は採算が取れないと…。」
「バスは自前で用意するから大丈夫よ。
ほら、山岸先生たち、大学のバスで来てたでしょ。
おかげで簡単に予定変更できた訳だけど、ああいうバスの古くなったのを使わせていただくことになっていてね。
まぁ現時点で八つの大学が関係してるから二三台なら簡単だし、場合によっては大学から直通ってのも有りなの。」
「私とかも乗せてもらえるのですか?」
「もちろんよ。
それとね、バスだけじゃあ効率が悪いから、7人乗りとかも使う予定でね、こっちは新車よ。」
「やはり何かの研究なのですか?」
「さすが、分かってきたわね。
自動車メーカーから無償で借りるという形になってるけど、ここみたいな坂の多い所で使った場合の色々なデータをとって研究に生かすそうよ。」
「そっか、でも真帆さん、誰も乗らないことがあったり、満員で乗れないってことは有りませんか?」
「一つの交通システムを研究中、コンピューターを使って乗員数を管理することになるでしょうね。
毎日同じ時間に運行する必要もないし。

あらっ、彼ら作業に区切りがついたみたいね。
行きましょうか。」
「はい。」



かみまど
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