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馬籠宿から-2 [短編集-5]

藤村記念館にて。

「あっ、そうか、夜明け前って…、藤村は家族をモデルに書いたのね。」
「うん、他の作品でも家族や知人をモデルにしてるらしいよ。」
「ふ~ん、これ見て、作中の人物とそのモデルとなった人たちが対比できて面白いわ。」
「違った角度から、その人物像を推測できるよな。」

「正樹がここへ来る前に夜明け前を読んでおくことを勧めてくれた理由がよくわかる。」
「はは、読んでなかったらもう帰りたくなってたろ。」
「かもね。」

「ふふ少し人間ウオッチングしてみる?」
「え?」
「ここに来る人たちってさ、藤村とか歴史とかに興味のある人と興味はないけど来てしまった人に分かれる気がするんだ。」
「うん…、あの人はずいぶん熱心に資料を見てるわね。」
「心は明治時代にってとこかな…、あの人たち早いな~。」
「ほとんど見てないかもね…。」
「まあそれでも、馬籠を訪れて藤村に触れたことに変わりはないさ。」

「ねえ、私はゆっくり見たいけど時間は大丈夫?」
「うん、じっくり見ようぜ。」

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